おはようございます、京やの勝也です。
今日は着物と髪型の話です。
美容院さん等
専門家ににお願いするのであれば
心配はいりませんが
歴史的な切り口から
「ご自分で」という場合の
参考になればと思います。
着物と洋服の違いの一つは
衣裳のボリューム感です。
洋服では
八頭身が均整がとれているといわれ
頭を小さく見せる傾向がありますが
着物は少し違います。
江戸後期以降の着物姿では
帯幅が広がり豪華になったため
胴回りにボリュームが出てきました。
そうなると
本来主役であるはずの「顔」の印象が
弱くなってしまいます。
そこで
髪をふくらませたり盛ったりし、
それでも足りなくなると
櫛こうがいをさして大きく見せて
帯と同じ大きさにしてバランスをとりました。↓
現代の着物姿の帯結びは
お太鼓結びが中心ですので
大きくしすぎることはありませんが
頭が小さすぎると
全体のバランスとしては
貧弱な印象になることがあります。
ショートではふんわり感、
アップでは適度なボリューム感があったほうが
全体のバランスは整いやすいようです。
参考まで。
小平「染と呉服京や」のホームページ
東京小平の着物専門店
http://kimono-kyouya.com
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