おはようございます、京やの勝也です。

 

お客様との会話の中で

「着物を楽に着ることができるようになった」

というご友人のお話です。


そのご友人は「楽に着る」ために

着物の着付けも出来るだけゆったりとして

帯は切って二部式にされているそうです。

 

そのご友人が親族の結婚式に

着物で行かれた時のこと。


式場で親族の新郎に

「あぁ!叔母さんでしたか!

料亭の仲居さんかと思いました!」

と言われてしまいショックだったそうです。

ご友人は、

仲居さんに間違えられたのは

着物の色が濃かったためと話されていたそうですが…。

 

仲居さんに多く使われる色の着物を着ると

誰もが仲居さんに見えてしまうものでしょうか。


 

ここで一つの考えです。

必ずという訳ではありませんが

ただ「楽」に着ると

礼装の格を持った着物であっても

「普段着」のような印象になってしまうことがあるのではないか

ということです。

楽に着ると、窮屈な感じがなく動きやすい。

お仕事をされる「仲居さん」の着付けですね。


逆に考えると

着物や帯を纏う緊張感や

会場の雰囲気を想像しながらの

それにふさわしいメイクや髪型を考える時間。

自分をどのように演出するか

考えながらの着付けなど。

そういうことが

着物姿にオーラを作り出すのではないでしょうか。

 

すべての着物を

ただ楽に着ればよいというのは

少し違うのかもしれません。

 

TPOに合わせて

自分を素敵に演出することが

着物の着付けの醍醐味なのではと思いますが

いかがでしょうか。

 

 

 

小平「染と呉服京や」のホームページ

東京小平の着物専門店
http://kimono-kyouya.com

 

 

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