おはようございます、京やの勝也です。

 

着物姿を美しく見せる仕草の
参考になれば嬉しいのですが、
今日はそのひとつ、「腕」についてです。

着物では、手の長さの寸法を「裄(ゆき)」と言います。

近年の女性は特に手が長くなり
着物を羽織ると裄が足りなくて
「短い!」「つんつるてん!」ということになります。

確かに極端に足りない場合は仕方ありませんが、

実は腕の使い方でかなり対処できるのです。

 

ポイントはヒジ。

 

先ずはヒジの向きです。

軽く脇を締めヒジの関節を常に下に向けます。

 

この形で前方に手を出すと

握手を求める形になります。

 

次にヒジを伸ばしきらないことです。

関節が伸びきった状態は無防備で危険な状態です。

武道でもそうですね.

 

さて、

遠くのものを取ろうとする場合です。

まずヒジを曲げておいて、

届かないときには腰から曲げて身体全体を寄せて取ります。

 

こうすると、着物の袖口が

手首あたりに付いたままで動かない、

つまり手がニョキッと出ません。しかも姿勢も良い。

 

見た目としては、裄が短くならずに

ゆったりとした着物の印象になります。

 

バックを持った手も伸ばさないで

ヒジの関節にゆとりを持たせ若干曲げておきましょう。

 

ほんの少し気を付けるだけで

周囲から見た印象は大きく変わりますよ。

 

 

 

 

小平「染と呉服京や」のホームページ

東京小平の着物専門店
http://kimono-kyouya.com

 

 

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