おはようございます、京やの勝也です。
金糸や銀糸、
金箔や銀箔を使った帯や小物は
小紋以上の格の着物には使いやすいものです。
しかしながら
紬や大島、ウールなどには基本的には
合わせない方が良いとされます。
それは
金銀の糸や箔が持つ「フォーマル感」と
紬などの「素朴感」がマッチしないからですね。
さて、この季節。
金銀の「金属感」つまり
「ヒヤッと冷たいイメージ」を利用して
単衣の紬や大島、または夏紬や夏大島、
ウールポーラの着物の時に
あえて金銀糸入の帯締めや帯留めを
上手に合わせて「涼感」を出してみてはいかがでしょうか。
ホンの少し、隠しスパイス程度に。
金銀糸が入った帯でも
全体の雰囲気を壊さなければ
目に涼しいコーディネートになります。
この「目に涼しい」というのが
夏の着物姿の醍醐味の一つです。
基本を外した使い方ですが
自分を見る周囲の人に
「涼感」をプレゼントする
素敵なコーディネートでお出掛けしてください!
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