おはようございます、京やの勝也です。
今日は帯芯について。
帯芯は塩瀬やちりめん地の帯では
芯の硬さで形を作りますので
なくてはならないものです。
最近の帯は
袋帯も中に芯を入れて仕立てます。
これは
表地の裏糸の凸凹を緩和させ
仕立て崩れを防ぐためです。
そして最も大事な仕事が
「湿気を吸って表地を守る」ことです。
左が表地で、右が20年以上入っていた帯芯です。
もともと真っ白な帯芯が
湿気が原因のカビで黄変しているようです。
見えないところで頑張っている帯芯。
帯も頃合を見て解いて洗い
新しい帯芯を入れて
仕立て直しをすることをおすすめ致します。
見えないところにも気配りを。
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