おはようございます、京やの勝也です。

 

昨日は袴の生地でしたので

その続きです。

男袴の仕立て方について。

先ず「本袴」。

本袴は現在、一般的に正装とされる仕立て方で

袴専用に織られた

仙臺平(せんだいひら)を代表とする縞の生地や

無地の紬生地をTPO に合わせて選び仕立てます。

本袴では立派過ぎるときには

「たっつけ袴」を付けます。

本袴より細身なのでカジュアルな感じもします。

「ばんどう袴」「城内袴」とも呼ばれているようですが

寸法を好みに合わせて改良することもできます。

便利な袴です。


「本袴」の仕立て方で

こだわっていることがあります。

私は必ず「馬乗り袴」に仕立てます。

馬に乗れるように股がある形です。

股の生地が多いので、裾がやや広がります。

また、股がありますので

着物の裾が落ちてきてもひっかかって

袴の下から見えることはありません。

もうひとつの仕立て方は「行灯(あんどん)袴」。

まさにスカートのようになっていて、股がありません。

茶道のように立ったり座ったりすると、

たまに袴の下から着物が見えてしまうことがあります。

格好悪いです…。
「行灯」の良いところは

袴のすぼまりがよく綺麗におさまるところです。

結婚式の新郎などあまり動かないときには良いと思います。

いずれにしても

男性の袴姿の格好良さは格別だと思います。

前下がり後ろ上がり。

短すぎず長すぎず。

腰板を背中にピッタリくっ付けて板が浮かないように。

どうせ目立つのですから

ビシッと決めたいものです。

 

紬袴姿です↑

 

 

 

 

 

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http://kimono-kyouya.com

 

 

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