おはようございます、京やの勝也です。
紋付の着物について。
紋付の「紋」は「家紋」です。
家紋を入れた着物は
家の紋を背負う
つまり
「家を代表する立場」ということになりますね。
家を代表する気構えを表しているので
正式な場に着ていくことができるのです。
着物の「紋入れ」には
「抜き紋」と「刺繍紋」があります。
紋の格としては
白生地からの誂えものということから
「抜き紋」が正式とされ
五つ紋が最上で三つ紋、一つ紋と続きます。
黒留袖、喪服は「抜きの五つ紋」だけです。
「刺繍紋」は抜き紋に対しては「略」となりますが
現在では刺繍紋であっても
一般的には「紋付」で充分通用します。
色留袖、訪問着、附下げ、色無地は
お召になる方の用途に合わせて
紋の種類と数を選択します。
何十年もお召になっているうちに
習い事を始めたり
立場が上がったりして
紋付の着物が必要になる場合がありますね。
そういう時には
後からでも紋を入れることができますので
お気軽にご相談下さい。
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東京小平の着物専門店
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