おはようございます、京やの勝也です。

 

昨日の

「太鼓結び」の続きです。

 

この「太鼓橋」を模した結び方は

帯丈の長い袋帯なら

「二重太鼓」になり、

短い八寸や九寸帯の場合には

「一重太鼓」になります。


袋帯の二重太鼓が

礼装に向いているというのは、

おめでたい事が重なることを

吉祥としたわけで

お正月の鏡餅を重ねるのと同じです。


反対に

お葬式などの不祝儀には

重なってほしくないので

二重太鼓には結びません。


それでは

結婚式には一重太鼓は

失礼になるのでしょうか。


そんなことはありません。


例えば

模様の格も十分な「つづれ織りの帯」は

昔から一重太鼓でも結婚式に使われています。


そもそも

「太鼓結び」は礼装の結び方ではなく

深川芸者からの流行ですので、

失礼になるかどうかは

「帯そのものの格」次第ということになるでしょう。

つまり「織り」と「文様」です。


帯の結び方は基本的に

主役にはなりません。


ご本人が苦しくないように

TPOに合った着物と美しく調和していれば

良いように思います。

 

 

小平「染と呉服京や」のホームページ

東京小平の着物専門店
http://kimono-kyouya.com

 

 

ポチッと押して頂けると嬉しいです。

 

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装(教室・業者)へ
にほんブログ村