おはようございます、京やの勝也です。

 

博物館や美術館で

江戸時代の小袖などを見ると

とても小さくて「子供用?」と

思うことがあります。

 

それもそのはず

栄養状態が現在と大違いの

幕末の女性の平均身長は

144センチほどと言われています。

 

小さい上に痩身であれば

着物に使う生地も帯も

長さも幅も短くて済みますね。

 

明治時代に入り

食の西洋化と共に

体格が向上したわけですが

身長、手足が伸び

肉付きも良くなってくると

当然

反物の寸法から変える必要がでてきます。

 

これがなかなか大変で

しかも対応にムラがあります。

 

しっかりと対応できた部分と

そうでない部分。

 

衣裳として着手の身体に

合わせるのが当たり前なのですが、

江戸時代の洗練度から

厳密に言うと

個々のバランスを取ることが

難しいという状況が

現在なのだと思います。

 

その中で

いかに着物を美しく格好良く着こなすかが

私たちの課題であり

新しいものを創りだすチャンスでもあると

思うのです。

 

抽象的な話ですみません。

 

 

 

小平「染と呉服京や」のホームページ

東京小平の着物専門店
http://kimono-kyouya.com

 

 

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