おはようございます、京やの勝也です。
茶道の先生をされている
大先輩のお得意様とのお話。
最近目に付くのが
長すぎる着物の裄とのことで
とても気になると仰っていました。
裄(ゆき)は手の長さです。
袖口を掴む必要がある
舞台衣装は別ですが、
手の甲に掛かるほど着物が長いと
袖から手を出すために
肘を伸ばさなければなりません。
この仕草は実は粋ではありません。
逆に
標準寸法の裄に合わせて
脇を締め気味にして肘を伸ばさず
身体全体で腕を補佐する方が
着物の仕草としては美しいものです。
茶道の仕草はまさにそれです。
裄の寸法にも
お好みはあるかと思いますが
なぜに手首のグリグリが「標準」なのかを
仕草と合わせて考えることが良いように思います。
小平「染と呉服京や」のホームページ
東京小平の着物専門店
http://kimono-kyouya.com
ポチッと押して頂けると嬉しいです。