おはようございます、京やの勝也です。
現在の日本の住宅事情は
決して着物にとって良いものではありません。
袖口や袖の振り、
袴の股立(ももだち)などを
ドアノブやレバーに引っ掛けて
「ビリッ…」ということもあります。
私も数回(十数回?)経験がありますが
その都度、
完全な日本家屋なら
こんなことにはならないのにと
ブツブツ思っております。
さて、そういう時でも
「着物は良くできている」と感心してしまうのが
よほどでない限り
ビリっと切れるのは縫い糸で
生地が裂けることはありません。
つまり
また縫えば良いわけで
縫い直せばもと通りです。
生地と縫い糸の耐久性のバランス、
仕立屋さんの素晴らしい技術によって
着物の実用性は確保されているのです。
とはいえ
引っ掛けて良いという話ではないので
屋外、室内を問わず
突起物に注意をして
優雅に振舞いたいものです。
着物を着たら
慌てない、急がない。
◆「感染症予防と営業について」掲載◆
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東京小平の着物専門店
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