おはようございます、京やの勝也です。

 

「胴抜きの着物」について。


とは言いましても

お客様用に胴抜きの着物を仕立てたことが

ほとんどありません。


実は、戦前から

大阪・東京で和裁一筋だった祖母から

「正絹の良い着物は胴抜きにはしないものだ」と

言われておりました。

「踊りの衣裳」など

必要があっての「特殊な仕立て方」との認識です。


ネット上で

「胴抜きの着物」の話題を見かけますが、

生地の出自、素材、状態、

お召しになる方の用途などによって

その仕立て方自体も様々です。


一昔前までは

自分の着物は自分で縫うという方が

多い時代もありましたので、

自分好みに自分の工夫で縫うこともできました。

その延長上にあるもののように思います。


京やとしましては

化繊を扱っていないこともありますが

祖母の話から今現在、悉皆・呉服専門店として

「胴抜きの着物」は基本的にはオススメしておりません。


長襦袢が

総裏から居敷当て仕立てに変化してきましたので

時代が進むとどうなるか分かりませんが

数年で胴抜きが普通になるということはないと思います。


今のところの覚え書きでございます。


 

 

新しくなりました

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どうぞご贔屓に。

東京小平の着物専門店
http://kimono-kyouya.com

 

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