午前6時過ぎ、まだ夜が明けていない島根県 浜田市の中心街を抜けてR9号線へ。
昨夜来の雨は止んだようですが、その分、風が強まっています。
当初予定では、のんびりと温泉にでもつかりながら中国山地を越えて岩国空港に戻るはずでしたが、昨日の釣りで、釣りマインドに火がついて、餌も余ったので、突然ですが日御碕(ひのみさき)を目指すことにしましたのじゃ
まだ薄暗い中、江津を抜けて江の川を渡り、帰路に時間があったら温泉に入って石見銀山にも寄ってみたいなぁ、など思いつつ温泉津(ゆのつ)を過ぎて暫く行くと五十猛(いそたけ)と言う漁港がありました。
やりますか?
やりましょう〜
そそくさとクルマの中に退避〜!
ふと漁港の奥の方に目をやると何やら電波塔のようなオブジェが⁉︎
クルマで近づくと、どんと(どんど)焼きの竹の柱のようでした。
竹柱の上の方は、アンテナようで、下の部分は竹などで組まれて円錐形に拡がっており、インディアン、もとい、北米先住民族の住居のティピと言うかモンゴルのパオを思わせるような作りになっています。
五十猛漁港を後にして、R9号線は山寄りにコースを変えて大田を過ぎ再び海が見えると、そこにはまたもや漁港が!
やりますか?
やってみましょう!
※遠くに日御碕が見えて来ました↑
R9号線を山陰本線の線路と平行しながらさらに東へ。
列車はなかなか来ませんね〜
道の駅キララ多岐でR9号線と別れて、海沿いの、くにびき海岸道路に入ります。
この辺りが出雲神話の国引きの舞台なのかな?
ビーチから道路に吹き上げられた砂が渦を巻いて舞っています。
なぜかMJのremember the timeのMVを思い出しましたのじゃ♫
Michael、so cool!
少しお話しをすると、米子から来たそうで、この爆風の中、スズキを狙ってランガンしているとのこと
お気をつけて〜!
日御碕灯台は、荒波が打ちつける険しい断崖の上に建つ美しい白亜の見事な灯台で、石造りでは日本一の高さを誇るそうです
それから移動して、直ぐ近くの日御碕神社⛩にお参り。
現在の社殿は徳川家光公が建てたとの事で、日光東照宮などと同じ権現造りとのことですが、元々は、その昔、大和(奈良県)から見て日の出る伊勢神宮(お昼の神様)に対して、日沈の宮(夜の神様)として建てられた社だそうです。
お土産屋さんにいた旅行者風のオジさんのお話を立聞きした所では、江戸から見ても日御碕は西のドン付きの鬼門にあたるとという事で、幕府も篤く祀ったらしいです。
で、神社の先には海があり、そこには漁港が!
当然、やりましょう〜!
水中を覗くと、小魚が泳いでいます。
こやつらが直ぐに餌に食いついて来ますが、なかなか針にかかりません
ムキになって30分ほどやりましまが、小魚に翻弄されるまま、寒さで指の感覚がなくなって来て、
フフッ、どうやら、ワタシの負けのようだな…
と心の中で捨て台詞を吐いて退散しましました。
出雲大社は大渋滞で混んでましたよー!
との事で、出雲大社はパスして、温泉で身体を温めるべく温泉津を目指して、来た道を戻ります。
しか〜し、どうにも悔しいので、多岐という所の漁港にtouch&goして、ラストに仁万(にま)漁港と言う所で、温泉タイムを削って、
やりますか?
やりますとも
うーむ、これはフグ🐡の仕業やな⁉︎
なかなかに手強い…
すると、
うぉ〜、簡易クーラーの上に置いていたエサが強風でクーラーごと飛んで行ってしまった〜
飛び散ったエサをかじかんだ指で拾って釣りをします。
エサのオキアミがあと数匹という所で、待望のヒ〜ット‼︎
チビ草フグ🐡にこんなに苦労するとは何とも、とほほ…な話しですが、本日の自分にとっては尺岩魚かランカーシーバス並みに価値ある1匹でございます
フグはフクとも言って福に通ずる!
こいつは春から縁起がいいわいな〜
結局、温泉は断念して少し早いですが、江津からバイパスで高速の浜田道に乗って帰路につきました。
広島県に入って安佐SAと言う所で、出雲そばの超遅めの昼飯。
旨し!
山陽自動車道に入り宮島SAでラスト休憩をして大竹ICから岩国空港へ。
出発の2時間前に空港に到着。
フグに翻弄されて、温泉と石見銀山は本当に残念でしたが、何があるか分からないので、早めの帰着でOK牧場でしょう!
因みに、爆風の中、5ヶ所ほどランガンした漁港には自分以外に釣人は見ませなんだ⁉︎
19:30の飛行機でお江戸へ✈️
22時過ぎに無事に帰宅。
本当はもっと早い便で帰りたかったのですが、毎度のマイル利用なので時間が選べず仕方なし。
おかげで長州から出雲をたっぷり堪能⁉︎することが出来ました。
ありがとうございました
おわり