カタカナのお名前も、詠めるのです! | 古代文字で、心の源泉を耕す

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ぱそこん

パソコンの奥に、またパソコン。

奥のはデザイン用のディスプレイ
手前のはネット&古代文字の資料を作る用の
ノートパソコンであります。

先日、お名前詠みのご依頼をいただいた方から

私はカタカナの名前なのですが
古代文字で詠むことはできるのでしょうか?


とご質問を頂きました。
ありがとうございます。

はい!詠めます。

カタカナは僧侶がお経を読む際に
その音と記すために用いたところが
起源になっているとか。

それが私たちの日常に入ってきて…
名前に使われるようになったのですが
それにしても
なぜに名前に…しかも女性の名前にカタカナが多いのか?

昔は名前を登記するときは
口頭で言って登録していたんですって!
口頭だと漢字が分からないから
(紙に書いて渡せばいいのにねとか
そういう問題ではないのだろうな…)
カタカナ表記になったのだそう。

しかも、
女の子の名前に漢字を使うことが
畏れ多い!と思う人が多かったんだそうです。
(武家の女の子は、漢字の名前が多かったそうです)

へーーー。

カタカナはもともと漢字の一部から生まれたので
カタカナのお名前でも、もとの漢字に置き換えて
お名前をお詠みします。

ア→阿
イ→伊
ウ→宇
エ→江
オ→於

…という感じです。

カタカナからは決して想像つかない!
(私は今回お詠みして、自分で「へーー!」と
しみじみしてしまったくらいです)
お名前詠みの世界を味わってみませんか?

例えば
タ→多
【多】の文字を古代文字で詠むと
もともとはタは…なんと「肉」の意味がある!!
それが2つ重なるということは
【肉がたくさんある】

でもその【肉がたくさんある】
という背景に
文字の成り立ちが大いに関わっていて
それを古代文字で詠むと…
その方の持っている【源】を
読み解くことができるのです。


やっぱり私
古代文字、好きなんだわ~。

次回、その詠み方を
具体的にお話します。