これまでアメブロで日々感じたことを綴ってきましたが、
これからの文章は、すこしずつ note にまとめていこうと思います。
理由はとてもシンプルで、
いまの自分にとって、
言葉を丁寧に置ける場所がそちらだと感じたからです。
アメブロをやめるわけではなく、
ここには “最低限の案内板” として残しておきます。
（リアルでつながっている方も、どうかご安心ください。）
もし、
「また読んでみたいな」
「文章、好きだったな」
と感じてくださる方がいれば——
よければ、noteでもお会いできます。
▶︎ noteはこちらです。
（
）
読みに来るのも、来ないのも、どちらでも大丈夫。
読みたいと思ってくれた方だけ、そっと覗いていただけたら嬉しいです。
これまでのご訪問や“いいね”に、心から感謝しています。
ほんとうに、ありがとうございました。
みなさんの記事には訪問しますので、引き続きよろしくお願いします。
また、必要なときに。
「言わないほうが角が立たないよな…」
そんなふうに、胸の奥まで来ていた言葉を
そっと飲み込んだこと、ありませんか？
言っても変わらない。
言えば空気が重くなるかもしれない。
黙っておけば、その場は丸く収まる——。
そう思って、「本音」を一度しまい込んだ経験って
きっと誰にでもあると思うんです。
でも、飲み込んだ言葉って、
時間が経てば消えていく…わけではないんですよね。
相手を傷つけたくないから黙ったはずなのに、
気づいてみると、じわじわと傷ついているのは自分。
痛みは「ズキッ」ではなく、
じわ…っとした鈍い感じ。
自分でも気づかないうちに、
心の奥が少しずつ削られているようなあの感覚です。
まずお伝えしたいのは、
本音を伝えることは「わがまま」ではない、ということ。
本音とは、
「自分の気持ちや状態を、そっと共有すること」
であって、
相手を傷つけたり、責めたりするものではありません。
ここでいう “本音” は、
× 相手を責める言葉
× 感情をぶつける言い方
ではなく、
○「私は今、こう感じている」
○「ここがすこししんどい」
という、あなたの気持ちをていねいに手渡すこと。
誠実な人ほど「迷惑になるかも」と飲み込んでしまいがちですが、
それは過去の経験からつくられた “思い込み” であることも多いんですよね。
思い返すと、こんな経験はありませんか？
・本音を言ったら、場が気まずくなった
・意見を言ったら、「空気読んで」と言われた
・自分がガマンしたほうが早く終わった
・ケンカになるくらいなら、黙ったほうがいいと思った
こういうことが重なると、
「黙る＝大人の対応」
「我慢したほうが安全」
という心の設定が、いつの間にか出来てしまうんです。
でも本音を飲み込むと、
その “しわ寄せ” は、あなたの心のほうに積もっていきます。
人間関係がギクシャクする時、
実はその原因は
「言ったこと」よりも、「言えなかったこと」
のほうが多かったりします。
・察してくれるはず
・言わなくても気づいてくれるはず
・あの人なら分かってくれるはず
その“はず”は心地いいけれど、
相手が読み取れるとは限りません。
相手が悪いわけではなく、
ただ、あなたの気持ちが届いていなかっただけ——
という場合も多いんですよね。
だから、本音を伝えることは
関係を壊す行為ではなくて、
関係を長く大切に続けるための、“やさしいメンテナンス”。
特に、大切にしたい人にほど
気持ちを言葉にして共有することが、
本当の関係づくりにつながっていくと思うのです。
本音を伝える時に意識したいのは、
× 相手を変えようとしない
○ 自分の内側を“翻訳”するだけ
ということ。
たとえば…
×「あなたが悪い」
○「私はこう感じてしまった」
×「こうしてよ」
○「こうしてもらえると、私は助かる」
ほんの少し言い方を変えるだけで
言葉のトゲが取れて、
本音が “理解の入り口” に変わるんです。
本当の本音って、
ときには「情けない」とか「かっこ悪い」と感じる部分も含んでいますよね。
でも、その部分こそ誰かと共有できた時、
ふっと楽になるものだったりします。
いきなり大きな話をする必要はありません。
まずは、こんな小さなところから。
例：
・事実：昨日の連絡が深夜だった
・気持ち：私は少し焦ってしまった
・願い：次は夕方に知らせてもらえると助かる
伝わり方がやわらかくなります。
本音は「どちらが正しいか」ではなく、
あなたの“感情の事実” です。
否定される必要も、証明する必要もありません。
・「今日は少し疲れてる」
・「今は一人で考えたい」
・「その言い方だと、私は少ししんどくなる」
まずはこのくらいで十分。
少しずつ外に出す練習をしていけばOKです。
あなたが飲み込んできた本音は、
決して弱さではなく、
やさしさと誠実さの証 なんです。
ただ、誠実な人ほど
自分の気持ちをいちばん後回しにしがち。
だからこそ、どうか覚えていてください。
本音を伝えることは、
誰かを傷つけるためではなく、
あなた自身と相手の心を守るための行為。
もし、胸の奥にすこし引っかかっている言葉があるなら、
今日ひとつだけでいいので、
そっと言葉にしてみてくださいね。
あなたの心が、少し軽くなるかもしれません。
仕事も家のことも、やるべきことはちゃんとやっている。
誰かに迷惑をかけたわけでもないし、
むしろいつもより頑張ったくらい。
それなのに、
「なんだかしんどい…」
そんな気持ちがふっと湧いてしまう。
この“説明のつかない疲れ”には、
ちゃんと理由があります。
今日はその理由を、
もう少し優しく、わかりやすく整理してみますね。
私たちは日々、いろんな役割を背負って生きています。
家庭の顔
職場の顔
友達の前の顔
母親としての顔
パートナーとしての顔
それぞれの場で、
「ちゃんとしなきゃ」
「迷惑かけないようにしなきゃ」
と思って行動している。
これはあなたが誠実だからこそできること。
誰にでもできることではありません。
だから私は、
体裁を大事にすることを否定したいわけではないんです。
むしろ——
体裁は体裁で、守ってもいいものです。
ただ、これを続けていると
ひとつだけ“（気づかれない）落とし穴”があるのです。
ずっと外側を整えていると、
内側で起きていることに気づきにくくなります。
本当はしんどかったのに、気づけない
本当は無理していたことに、あとから気づく
本当はちょっと頑張りすぎていた
本当は助けてほしい瞬間があった
こうした“内側の小さな声”が、
どんどん後ろに追いやられてしまう。
その結果、
表面的には普通に生きられているのに、
心のどこかだけがゆっくり疲れていくんです。
「じゃあどうしたらいいの？」
と思うかもしれません。
特別なことをしなくていいんです。
今日の自分を、
少しだけ振り返ってみる。
どの場面で気を使いすぎていたかな
どこで「本当はこうしたかった」を飲み込んだのかな
どの瞬間に、身体が重く感じたかな
こうやって、自分の感覚をそっと拾っていく。
自分の内側に気づいてあげるだけで、
不思議と心は軽くなります。
体裁を整えることと、
内側に気づくことは
どちらが正しいではなく、どちらも大切。
その“バランス”さえ少し整えば、
疲れ方が全然変わるんです。
寝る前でも、移動中でもいいので、
ふとした瞬間に、こんなふうに自分に声をかけてみてください。
「今日、私が一番頑張っていたことってなんだった？」
この一言だけで、
しまい込んでいた本音が
静かに顔を出すことがあります。
本音に気づくことは、弱さでも甘えでもない。
あなたがこれからも“ちゃんと生きるための”
大切なメンテナンスなんです。
体裁は体裁で、守っていいんです。
それがあなたの誠実さだから。
でもそのうえで——
“自分だけは、自分をわかってあげる” ことを大事にしてほしい。
その瞬間から、
心の疲れ方は変わり、
生きる余白が戻ってきます。
あなたの本音は、
ずっとあなたの味方です。
