納音(ナッチン)とは何ぞや | 三国志のお話し

納音(ナッチン)とは何ぞや

日本における占いというのは、たいがいが中国の陰陽五行を確認していけば
そのルーツというか典拠みたいな物が確認できる。


納音(ナッチン)というのも、そのひとつである。
 万物は変動すれば必ず音声をあらわすという考えに発し、五行干支も合して
 五音を生ずる、そのことから木火土金水が干支より生ずる五音を納めるとして納音という。
 内田正男 著『暦と時の事典』

とある。


納音というのは、前漢の京房が音律からこじつけた物であるらしい。
 一言土を得て宮と曰う、三言火を得て微と曰う、五言水を得て羽と曰う、
 七言金を得て商と曰う、九言木を得て角と曰う。
 今按ずるに、
  庚午、辛未、戊寅、己卯、丙戌、丁亥、庚子、辛丑、戊申、己酉、丙辰、丁巳

 此の歳生まれの人は皆宮音を得、故に気を土に受けて生まれる人なり。
 『暦林問答集』

とこんな調子で六十干支を五行に配当して説明している。
五行というのは、ご存知、木火土金水ですね。
宮微羽商角というのは五音。
一言、三言、五言、七言、九言というのは、陰陽上の陽数(一三五七九)を言っている。
私は丁亥の生まれなので、土気を受けた宮音ということになるんでしょうかね。


さらに後の時代になると形容詞がついて、
 甲子、乙亥は海中金
 丙寅、丁卯は炉中火
 『頭書長暦』

という具合に納音五行なるものが生まれたのだそうだ。

形容詞は文献により多少の異同があるらしい、ここでは田中先生の挙げておられる物に拠る。


昨今はこれにいろんな方々が肉付けをして、占っておられるんでしょうね。