京都の学会報告の続きです。

先日の3月に日本で発売になったばかりのプラズマ治療器をKO CLINICでは昨年より先行してデータの蓄積をしてきました。プラズマという現象を用いて肌治療に応用しています。プラズマとは、プラズマテレビやプラズマクラスターという名前を聞いたことあると思いますが、さまざまな分野ですでに応用されている原理です。

物質の状態として、気体、液体、固体という名称をご存知と思いますが、プラズマは第4の物質の状態と言われています。オーロラなどもプラズマによる現象です。宇宙空間では、99.9%がプラズマの状態とされていますので、実は珍しいものでもないようです。細かく表現しますと、物質が気体の状態で原子と電子が分離しており、高いエネルギーを有しています。この高いエネルギーを皮膚に当てることでさまざまな反応を呼び起こします。

今回わたしたちが先行的に扱ってきたのは、イギリスのエネルギスト社製であるNeoGen Spa(ネオジェンスパ)という機器です。



先日、美ストにも紹介されていた注目されている肌治療器です。

レーザーは、一般的に皮膚の中にあるメラニンやヘモグロビン、水に反応することでシミ、アザ、若返り治療に効果を発揮します。ただプラズマは発生させたプラズマが肌にあたることで効果がでます。実は、本機器は今でも一部の施設で使用されているportraitというプラズマ治療器の後継機種になります。本機器は出力を弱める一方で、ダウンタイムを短くして受けやすい治療になっているのが特長です。ただ、低出力とはいっても照射の方法次第で、かなり強い照射が可能なこともわかってきました。

学会では、本機器がスキントーンや眼周りの小じわまた毛穴(特に鼻)に効果が高いことを報告してきました。照射前の保湿と照射後の軟膏処置がダウンタイムを減らすためには大切な治療です。少し長めのダウンタイムを受け入れてくださるゲストには、強めの設定で照射することでより強い効果が期待できそうです。特にスキントーンの改善には特に有効率が高く、ほとんどのゲストで効果を実感できました。またこれまで治療の難しかった毛穴に対しても、フラクショナルレーザー以上の良好な結果が出てきました。。

今回の機器は、窒素ガスにマイクロ波に近い波長の電気的なエネルギーを与えることでプラズマを発生させています。マイクロ波に近い波長を用いることで、プラズマ発生に伴って熱も発生します。本機器では熱による作用とプラズマによる生体反応の二つの作用があります。プラズマによる医療応用は近年盛んになっています。プラズマを照射することで火傷が早く治ることや、anti-aging geneの発現つまり若返り遺伝子が発現していることがわかっています。まだまだ解明され尽くされていないプラズマの作用を今後も調べていこうと思います。