寝ていると、ねこがお腹のうえに乗ってきて、
前足でふみ、ふみ・・
飼い主にとってはたまらない、可愛い仕草のひとつですね。
お腹だけでなく毛布やお布団にもすることがあるこれは、
「ふみふみ」とか「にぎにぎ」とか呼ばれています。
さて、この「ふみふみ」には、どんな意味があるのでしょうか。
実はこれ、ねこの”赤ちゃん仕草”のひとつなんだそうです。
赤ちゃんねこが母ねこのおっぱいに吸いつくとき、
お乳の出がよくなるように、やさしく押して刺激します。
「ふみふみ」はその動作の名残なんですね。
だからお腹や毛布といった、
おっぱいのように柔らかくてあったかいものがあると
思わずやってしまうのでしょう。
この「ふみふみ」、成長とともにやらなくなるねこも多いようですが、
それもまた個体差があり、大きくなってもやるねこはやるようです。
先日の記事にも書いたとおり、家ねこはいつまでも子ねこのようなもの。
赤ちゃん返りを無理にやめさせる必要はないでしょう。
何より、甘えられるのはこちらも嬉しいものです。
存分に甘えさせてあげましょうね。