ねこは本来、単独で生活するもの。
人や犬のように群れを作りませんから、
リーダーが誰とか、周りに合わせるとかいうような概念はありません。
でも、ねこだって飼い主である人に甘えたり、
同じ布団で寝たがったりしますよね。
それはなぜか。
ねこは飼い主のことを親だと思っていて、
一生親離れをしないからだという説があります。
ずーっと子ども気分のままということですね。
野生の場合には、子ねこがある程度まで成長すると、
母ねこが子ねこを攻撃して追い出してしまいます。
これは「子別れ」と言われる行動です。
親元を離れたねこは、もう一人前。
縄張りを作って独り立ちするわけですね。
ところが飼い猫の場合、飼い主は可愛い我が子を追い出すようなことはしません。
親のように可愛がり、面倒を見てくれるのです。
これはねこにとっては好都合、
一生子ねこ気分で飼い主に甘え続けます。
これは、ねこと人間の寿命の違いによるところも大きいですね。
人間の場合はなかなか、
いつまでも実家で親に面倒を見てもらうというわけにはいきませんから。
なんにしても、私たち飼い主は家族として、
時にわがままな永遠の子ねこを一生守り抜く責務があることを、
肝に命じておきましょうね。