感涙映画「星守る犬」と「カラフル」 | 次世代に遺したい自然や史跡

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毎年WEB初公開となる無名伝承地や史跡、マイナーな景勝・奇勝を発表。戦争遺跡や鉄道関連、坂本龍馬等の偉人のマイナー伝承地も。学芸員資格を持つ元高知新聞主管講座講師が解説。

昨夜、「泣ける原作」「泣ける映画」として前評判が高かった「星守る犬」を観覧しました。この映画は簡単に言うと、今年春公開された実話の映画「死にゆく妻との旅路」の「犬版」というところ。


両方の映画とも、事業に失敗したり、リストラされた男が「供」を連れて、ワゴン車で死出の旅に出る話。「死にゆく・・・」はその供が男の妻、「星守る犬」は供がペットの秋田犬。


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一番異なる点は「死にゆく・・・」はその「男」が死なないのに対し、「星・・・」は男も犬も死んでしまう悲劇的な結末を迎えるところ。但し、双方の映画とも、「供」の一生は「幸せだった」と語っています。


「死に・・・」は実話で、「星・・・」はフィクションですが、考えさせられるのは、双方とほぼ同じような事故・事件が過去、日本全国で何件も起こっており、それが現在進行形である、ということ。


日本がかつてのような高度成長を遂げない限り、この「不幸」を終らせることはできないでしょう。


私の車も’05年からはハイルーフの箱バン。理由は・・・・。

実は私も七、八年ほど前から「星・・・」の主人公の男のように胸に違和感を覚えています。


時折、背中の左側から胸部左へと、突き抜けるような鈍重な「苦しさ」を覚えます。ひどい時は立っていられないほどですが、決して「痛み」ではありません。

更に2年ほど前からは左胸部上に瞬間的な「熱さ」を感じることがあります。
が、私はどんなことがあろうと絶対病院には行きません。理由は・・・・。

また、今夜、去年公開された劇場アニメ「カラフル」のDVDを観ました。内容は一度死んだ者の魂が、「現世での修行」を命じられ、自殺した中学三年生の少年の身体に宿り、その「少年として」現世で修行するというもの。

カラフル [DVD]/冨澤風斗,宮崎あおい

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この子供だまし的ストーリーだけ聞けば、特に映画館に観に行こうとは思わなかったのですが、監督が原恵一氏だったため、「感動が約束されている」と確信し、観に行ったのです。


このアニメの特異で且つ優れているところは、クライマックスシーンが通常の劇場アニメではあり得ない地味なシーンでありながら、大人から子供まで感涙せしめる点にあります。


そのシーンとは、ダイニングで家族四人が鍋を囲んでいるところ。三人が主人公のためにある進学校の受験を勧めるのですが、主人公はそれを涙ながらに拒否します。その拒否の理由に誰しも感動の涙を流すのです。




主人公のような若い世代は主人公に感情移入し、私のような中高年は、主人公の親の立場になって、主人公の心情を察し、感涙するのです。



去年、私は過去三回、崖から転落したにもかかわらず、奇跡的に軽症で助かった旨の記事を投稿しました。


一回は地面に側頭部から叩きつけられ、一回は車ごと崖から30m下に転落しました。普通であれば絶対命が助かることはありません。



私はいつも思案しています。私の「現世での修行」はこれでいいのかと・・・・。

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