土佐最大の番所 | 次世代に遺したい自然や史跡

次世代に遺したい自然や史跡

毎年WEB初公開となる無名伝承地や史跡、マイナーな景勝・奇勝を発表。戦争遺跡や鉄道関連、坂本龍馬等の偉人のマイナー伝承地も。学芸員資格を持つ元高知新聞主管講座講師が解説。

自然、戦跡、ときどき龍馬-立川下名番所外観

写真は坂本龍馬も四回通過し、藩政時代後期、参勤交代時の土佐藩主の本陣(宿所)ともなっていた「立川下名番所」(大豊町立川下名)の雪景色の写真です。自然、戦跡、ときどき龍馬-旅館時代の看板


この番所は土佐一の大道、土佐北街道中にある土佐三大番所の一つで、建物は寛政年間(1789~1800)のものですが、明治期になると民間に売却され、旅館として営業されていました。その当時の看板が内部の展示ケース内に保存されています(二枚目画像の右)。


当然明治期も旅は皆徒歩で、ここから標高千メートル超の伊予国境までは大半が山道です。

途中には傾斜角が40度ほどの急坂もありますが、当然、参勤時、藩主はその場所では駕籠から降り、徒歩になります。


現在では県道5号が整備され、建物の下の駐車場まで入れます。

日曜は内部見学もできますが、無人なので小銭を用意しておく必要があります。確か210円ほど。


内部の部屋の中で、上座が一段高くなっている箇所があるのですが、そこに土佐藩主が座していたものと思われます。


自然、戦跡、ときどき龍馬-土佐藩主が座した間 高知自動車道大豊インターから車で20~30分ほど。但し、今の時期、午前中は路面凍結に注意。最低気温が氷点下になると積雪となります。


また、周辺の坂本龍馬の史跡や番所の詳細、土佐北街道については、拙著「大回遊!四国龍馬街道280キロ」を参照下さい。

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