2019年12月19日(木)
ウォーリー、じゃなかった、タッキーを捜して!
きょうはゲムシタビンの休薬日で、ランマーク皮下注のKR病院通院日でした。
休薬日の採血は、それまでのケモの効果を見るために腫瘍マーカー(CA19-9とCA125)もオーダーされます。
実は4週前のゲムくん4クール終了後に腫瘍マーカーは既に上昇に転じていました。
抗がん剤の効果判定は画像で判断されるので、そのときに画像を撮ってしまうとゲムくんを継続できなくなってしまうしれず、そうなると次の一手をどうするかが問題となり・・・。
もしかしたら遺伝子パネル検査で保険適応で使える薬剤が見つかるかもしれないので、結果がでるまでゲムくんで繋ごう!となっていたのでした。
残念ですが、遺伝子パネル検査で現時点で治療につながる遺伝子変異は同定されなかったので、本日造影CTを入れていただきました。
というのも最近とても疲れやすく、2連勤後にはヘロヘロで、それはゲムくんの副作用なのか、メイガンちゃんが悪さをしているためなのか?
普段は快便を自負しているのに、この2週間というものBENくんの無断欠勤が多くて、
それはイレウスの兆候なのか、メイガンちゃんがまた腸に引っ越し(前科あり)をしたのか?
はたまた右内腸骨リンパ節のアジトを増築して腸を圧迫しているのか?
メイガンちゃんのことなので、油断はできず・・・。
今までのメイガンちゃんの所業を振り返ると、
「何をしてくるか分らないので、ここでハッキリさせておく方がよい」とN先生と意見が一致して、
「なら、早いほうがいいよね」と、きょうの造影CTとなったのでした。
3時からの予約だったので余裕ぶっこいてグズグズしていたら、
CTの前に採血して来てね~、と言われていたのを思い出して、急にアタフタとうちを出たらスマホ忘れてきちゃった。
あぁ、ケモブレインだあ!!
もう、このくらいの時間になると採血室も空いていて待ち時間ほとんどナシ。
10分前集合のCT検査の受付にもギリ間に合いました。
画像診断の日はお着替えなしで済むように、金属なしの服装で行くことにしています。
スタッフさんに確認されても自信マンマンで、「ついていません」と答えるワタシ。
撮影が始まって、「なんか金属っぽいものが映っているんですけど~?」と聞かれても、
「あ、それストマパウチです。プラスチックですう。」と答えたら、技師さんも納得してくれて撮影続行。
造影剤を入れるときに「ちょっとお腹見せてくださいね」とスタッフさんが見にきたけれど、
「この服、金属ついてないから大丈夫。」とまたOKが出ました。
そうこうして撮影している途中、突然とんでもないことを思い出しちゃった。
(あ゛~っ、ストマパウチの口にクリップつけたままだあ~)
でも今更言えず・・・、ごめんなさい。
またもやケモブレイン発動。
そんなこんなで、婦人科へ。
ワタシがラストの患者でした。
診察室に入ると、採血の結果がすでにアウトプットされていました。
「まだ腫瘍マーカー出てないんだけどね。」と先生。
血算5項目はLマークだけど、極端な低値ではなく。
Dダイマー(血栓の指標)も1.42と基準値(0~1.0)は超えているものの、今までで一番よい数値でした。
「APPTが謎の数値なんだよね~。」
「高すぎるんですか?」
「ううん、ヘパリンしてるときはこのくらい欲しいんだけど、今までこの数値になったことなかったんだよね。」
APPT(活性化部分トロンボプラスチン時間)は53.8の超高値。Hがふたつついてます。
血液が凝固しにくいとこの時間が長くなります。
「もしかしたら、ミミズちゃんの効果かもしれないですね。」
「う~ん、わからないけどね~。」
「漢方とはいえ、健康食品の位置付けですものね。」
すみません、ちゃんと時系列でブログをUPしていないので、ご覧いただいている方には「なんのこっちゃ?」ですよね。
ミミズちゃんとは、赤ミミズを有効成分とする血栓を溶解する漢方サプリメントのことなんです。
メイガンちゃんが右脚の静脈に血栓のお団子をつくるというオイタをエスカレートして以来、右脚の浮腫が悪化して、
「もう、怒るからね!」とヘパリンを2万単位に増量していただいて対抗していましたが、
タッキー(母享年91歳)が存命中、脳血流をよくしようと服用してもらっていた赤ミミズを主成分とする漢方サプリメントの残りがあったので、それも服用してみたんです。
そうしたら、ヘパリン2万単位でもDダイマー値が2を切ったことがなかったのに、1.47に下がりました。
次週、服用しなかったら2.17に上昇。
もしかしたらミミズちゃんは効いているのかも?とまた服用してみたら1.79に下がりました。
11月末、N先生にお話しました。
「先生、実はワタシ、血栓に効果があると言われているミミズの漢方のサプリメント飲んでみたんです。
以前、母が飲んでいたの残りがうちにあったんで。
切った張ったするんならマズイけど、そうじゃないから、ま、いいか!って。
飲んでるときは、Dダイマーが2を切るみたいなんです。
このまま、続けてみてもいいですか?」
「そうなんだ、悪くなってるワケじゃないし、いいんじゃない?
おかあさん亡くなっても、なんか残してくれてるね~。」
それから、継続して赤ミミズサプリメントを服用してDダイマー値は1台をキープしていますが、
約4週間たった今、APTT値がよい意味で謎の上昇をしています。
この数値は今回が初めてなので、どう推移するかはまだ不明です。
さて、ドキドキの造影CTの結果です。
先生にストマパウチの口に付けたクリップをつけてたことを忘れて、撮影中に思い出して青くなったことを白状したら、笑われてしまいました。
きょう撮影したばかりなので、まだ読影の先生のレポートは出ていませんでした。
N先生が画像を見ながら説明してくださいました。
まず肺。
転移疑いの心臓に近いところは、前回と変化なし。
それとは別に3ミリくらいの怪しいところが1ヵ所。
KR病院のCTのピッチは5ミリなので、新出なのか、前回もあったけれど映らなかっただけなのかは不明だそうです。
次は骨盤内リンパ節転移と仙骨浸潤。
これまた、前回から著変はないようです。
そして脚の血栓。
上腿部の血栓はかなり改善されてました。
血管痛と思われる真夜中のガマン大会は終了し、リリカを服用しなくてもよくなりました。
まだ立ち仕事の後は浮腫みますが、脚の甲までプニプニになることはありません。
「先生、腸はどうでしょう?
BENくんが無断欠勤してるんですけど、閉塞してるとこ、ありませんか?」
「便は確かに多いけど、だいじょうぶだね。
前にも同じような画像所見あったよね。」
「あはは、便隗がやや目立つ、というヤツですね。
あのときは翌日にたくさん出ました。(笑)
直腸転移したときの最初の症状は便が細くなったんです。」
「そうだったね、前歴があるからね。でも、腸は大丈夫だよ!」
「ヨカッタ! イレウスになると困るので、繊維の多いモノとか避けていたんですう。
膀胱はどうですか?」
「周りの腸に便がたまっているけど、膀胱もキレイだよ。」
ということで、想像していたよりはワルクはありませんでした。
CT画像を見ている間に腫瘍マーカー値が出ていました。
CA19-9・・・6130.6(前回)→8254.2(今回)
CA125・・・728.2(前回)→900.5(今回)
「横這いっちゃ、横這いだね。」
「両方とも自己新更新です。
でも抗がん剤の効果判定は画像診断優先ですよね。」
「もちろん、そうだよ~。
ゲムシタビン、効いてないワケでもないみたいだよね。」
「先生、CTの結果みるときビクビクしませんでした?」
と自分のことを棚にあげて聞いてみたら、
「うん、(ワタシを)呼ぶ前にCT画像見ちゃったよ~。」
先生もワタシも、今までの経験から悪化は覚悟していたので、現状維持にホッとしました。
ということで、ゲムシタビンは継続できることになりました。
そしてランマーク皮下注射。
「(ワタシの上腕つまみながら)皮下脂肪な~い!」
って、先生、毎回同じこと言ってる~。(笑)
「刺すよ~」
「ぜんぜん、痛くないですよ~。」
「痛くなるのはこれからだよ。ほら、膨らんできた~。」
デスクの上には柄違いのカットバンが並んでました。
「どれがいい?」
「う~ん、きょうはヒヨコで!」
「Hさんが揃えてくれたんだよ~。」
「もう、Hさん
、天使です
」
もしかしてHさんたら、ワタシのブログ見てる!?