2014年11月27日のことです。
術後は発熱すると聞いていましたが、
38度を超えることはありませんでした。
夕方、抗生剤の点滴が終わるころには平熱に戻っていました。
普段、ビタミン剤とサプリメント以外、
薬を飲まないので薬がよく効きます。
3時頃
看護師さんが検温に来てくれたときに、
トイレは大丈夫か訊いてくれたので、行ってみました。
最初は看護師さんが、トイレまで付き添ってくれました。
パルスオキシメーターに繋がる腕帯と指先に挟むクリップをはずし、
点滴スタンドにつかまり、ゴロゴロ押しながら行きました。
ベッドからゆっくり立ち上がって、
オソルオソル歩き始めましたが
すぐ、ワタシ大丈夫なことがわかりました。
次からはひとりで行く許可がでました。
ベッドに戻って、再びオキシパルスメーターに繋がって
横になっていました。
4時頃
オキシパルスメーターがはずされ、
手術着からお着替えができました。
まだ点滴が繋がっていたので
看護師さんが手伝ってくれました。
5時頃、
面識のない先生がみえて、
ベッドに起き上がって、液体が飲めるかどうか、
チェックしてくれました。
横になっているときは、唾液もうまく飲み込めないのに
ペットボトルのお茶は飲むことができました。
これで、夕食が食べられることになったようです。
5時半
看護師さんが夕食に備えて、
痛み止めのポンタールを持ってきてくれました。
そのあと担当医のT先生がみえて
お口の中を見て、痛みはどうか聞いてくださいました。
声が出しにくいので、ポンタールのカラを指さして
「大丈夫です。」と語数を節約してお返事しました。
先生が「点滴終わってますね。」と。
またみえるそうです。
看護師さんが来て、点滴をはずしてくれると、
これでからだに繋がっているものがなくなりました。
上体を起こしているほうがラクなので、
それからは寝るまで起きて、
妹からのタッキーレポート(*)をチェックしたり、
友人にメールしたり、テレビをみたりして過ごしました。
6時(術後6時間)、
夕食が来ました。
さすがにきょうはベッドでいただくことにします。
(▼ボケボケでごめんなさい)
ご飯はお粥です。
ひとさじ下の上に乗せてみて、
んーあれー
まったくというほど、歯の方に寄せられません。
ならば水分で押し流そうと、
ストローマグのお茶を飲もうとしましたが、
まったく吸い上げることもできません。
プールで耳から水を出すみたいに
頭を傾けて、トントン叩いてみても
粘り気があるためか、動きません。
ボーゼンとしてしまいました。
ペットボトルから直接飲んでゆっくり流し込みました。
ポテトサラダと野菜の煮物と漬物はキザミ食です。
こちらは、お粥に比べて粘りが少ないためか、
舌の上から崩れて広がってくれたので
あまり噛まなくても食べることができました。
絶対ムリだったのが、パサパサ、カタカタの
サーモンムニエルです。
なぜこれだけが、原型のまま
せめて鮭そぼろにして~。
どのレベルまでイケルのか試されているような…。
ひとくち乗せたのが、いっこうに動かせない。
重力を利用して無理やり動かしたら動かしたで、
適正な位置には2度と戻せないし、
水分で流し込むのには、硬すぎる~
明日どうしても退院したかったので、
すごーく時間をかけて、かなり頑張りましたが、
これだけ残してしまいました。▼
こんなに苦労した夕食ですが、不思議なことに、
あんなにお口のなかに溜まって困っていた唾液も
飲み込めるようになっていましたし、
声も出せるようになりました。
咳払いもできます。
食べること自体がリハビリ?
もちろん、食後の歯磨きはできないので、
いただいてあった、洗口液でうがいをします。
7時の検温では平熱に戻りました。
抗生剤恐るべし。
8時ごろ
担当医のT先生がみえました。
舌で食べ物を動かすことができないこと、
飲み込みができるようになったこと、
声が出るようになったことをなどを報告。
(話せるじゃん、自分)
お口の中を見て、
「あまり、腫れていませんね。
これなら明日退院できるかもしれません(やったあ!)
が、これから腫れてくるかもしれません。」
(えーっ!これでハレてないのーっ)
もし、あしたの朝の診察でもっと腫れなかったら、
退院できるそうです。
「あくまでも、明日の状態次第ですが…」
(する、する!絶対退院する!)9時前に来てくれた看護師さんが
いちごちゃんと遊んでくれました。
舌は痛まないワケではありませんが、
ポンタールが効いているためか、想定の範囲内でした。
やっぱり夜間の騒音(暖房と鉄道の貨物車)と
枕とベッドの硬いのがツラかったです。
首が痛くてフリースのパーカーを巻いて
ネックピロー状態にして使っていました。
腫れを防ぐために、
術後のベッドはギャッジアップしてありましたが、
横になると、からだの水分が頭の方に移動してくるのか、
バキュームは必要で、
隣のベッドの方に申し訳ないなあ、と思いつつ、
ジュルジュルしておりました。
長い夜でした。
やっぱり、ぜったい明日退院しようと思いました。
*タッキー(当時88歳の母)は脳に萎縮がありますが、
ほぼ自立しています。
手術当日はまる一日ひとりになってしまうので、
同じ市内に住む妹に訪問の依頼をしてありました。
母のためにも、どうしても2泊3日で退院したかったのでした。
▼ご訪問ありがとうございます。
見たよ! の1プチットおねがいします。