入院2日め―手術~手術直後 | いつも ごきげん!

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舌癌(2014年)、子宮頸癌&子宮体癌(2016年)の
トリプルサバイバーです。
すべて早期で手術のみの経過観察・・・のハズでしたが、
1年待たずに激レア悪質の子宮頸部明細胞腺癌が
直腸に局所転移してしまいました。
どげんかせにゃいけん!!

2014年11月27日のことです。


きのうの昼寝してやる~ビックリマークの夢は破れ、

夜の爆睡してやる~ビックリマークも果たせず、

この際、手術で寝てやる~ビックリマーク(当たり前!)に変更しました。


きにうは雨の中、交通機関のトラブルに巻き込まれながら、

入院しましたが、きょうはきれいな夜明けを迎えました。



8時を過ぎるとOS1も飲めなくなってしまうので、

残しておいた分を飲みます。

洗顔・歯磨きをして、テレビを見ながら待機していると、

検温にみえた看護師さんが、

2本全部(500ml×2)飲めたことを誉めてくれました。


手術は10時から2時間の予定なので、

9時前には手術着に着替えておくようにとのことです。

手術着(キャップ、前開きのローブ、T字帯)は

きのうのうちにいただいていました。

ん、T時帯はてなマーク

お口の手術なのに?

と思いましたが、仕方ないですね。

6年前に下肢静脈瘤の手術をしたときは、

鼠蹊部にメスを入れたので当然と思いましたが…。


9時すぎに、光染色の研究をなさっている先生がみえました。

(光染色については前のページをご覧ください。)

コットンに含ませた薬品(アミノ酸)を腫瘍に当てたまま、

浸透するまで15分ほど横になっているとの説明がありました。

薬品はエグ味が強いので、唾液があふれてきたら

吐き出してもよいそうです。

確かにそのとおりで、先生が戻られた後、

速攻、病室の洗面台に唾液を吐き出してしまいました。

一度出してしまった後は、金属の錆のような味が残りましたが

十分我慢できる範囲でした。


10時前に看護師さんが迎えに来ました。

いよいよです。

歩いて行きます。

ナースステイションの前で担当医のT先生が待っていました。

T先生と担当のナースと一緒に手術室に入ります。

手術室には先生・医療スタッフが5,6人いらしたと思います。

手術台に上がって腰をかけると、

チェックリストを持った白衣の方が来られて

ワタシに質問しました。


Q: リストバンドは自分で記入しましたか?

A: はい、自分で書きました。


Q: 手術についてどのように説明を受けていますか?

A: 左絶縁部にできた腫瘍を、組織診断をかねて、

   全身麻酔下で切除すると聞いています。


手術する患者さんと手術内容を取り違えないように

確認しているのですね。


横になったら、腰痛防止の低反発マットを渡され、

具合のよいところに当てるようにいわれましたが、

腰部椎間板症のあるワタシは、

モゾモゾいろいろ動かして、フィッティングに時間がかかったので、

手術室に笑い声がおきてしまいました。


その後は皆様、手早い、手早い!

計器類の電極をつけたり、

アタマの位置や、両腕を固定したり

点滴ルートをつないだり、上掛けでくるまれると、

ワタシの顔のすぐそばに、

ゴーグルをつけた執刀医のユーミン(T岡)先生の

安心感のある笑顔ニコニコがありました。

「では、始めます。 

麻酔が流れますから眠くなりますよ。」

何かが左腕からからだの中心へ流れて来ると、

睡眠不足を重ねたワタシは、

(ユーミン先生、すっぴんのお肌、きれい…)と思いながら、

あっけなく眠りにおちたのでした。ぐぅぐぅ


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「まあささん!」

ユーミン先生の呼びかけられ、1回で目覚めたと思います。目

「予定どおり、終わりましたよ。」ニコニコ


またもや皆様に手早く繋がっていたものをはずされ、、

ストレッチャーに移されたワタシは

全身にガラガラという音と振動を感じながら、

気が付くと病室のベッドにいました。

覚えているのは「このヒト、軽いから!」という声。

軽かないけど、思いっきりベッドに移さないように、ってこと?


病室で再び、パルスオキシメーターと点滴につながれて、

酸素マスクをされました。、


担当医のT先生が「痛みますか?」

ときいてくださったので、

「少し」とどうにかかすれた声をしぼりだしました。

メモ帳をとってもらい、

「痰をとってもいいですか?」と書いてメモ

手の届かないところにあったティッシュボックスを指さして、

取っていただき、ティッシュで痰をぬぐいました。


看護師さんが吸引器の使い方を教えてくれようとしましたが、

他の方のご意見で、

酸素マスクが取れて、もう少し麻酔が覚めてから、

ということに…。


「何かあったら、これで呼んでください。

ナースステイションでもモニターを確認していますから。」

とナースコールのボタンを渡されましたが、

すぐにベッドの中で迷子にしてしまいました。(笑)

ダメじゃん!自分。あせる


ひとりになると、空いている左手をムリに伸ばして、

床頭台の引き出しから携帯を引っ張り出して

時間をみました。

まだ12時になっていません。

手術は2時間かからなかったのね…。

口内を手術するため、口からの挿管ができないので、

手術中は鼻からチューブを2本(気管と胃)入れていました。

抜いた後も、鼻腔が腫れて鼻呼吸ができませんでした。


ジンジンと痛みますが、恐れていたほどではありません。

大人になってからかかってしまった

〈おたふくかぜ〉よりずっとラクです。

お口の中はあまり動かすことのできないナニカで

いっぱいな感じです。

飲み込むことができないので、あふれる唾液で溺れそうでした。叫び
あぁ、嚥下障害のある方はこんな感じなんだ、と思いました。

絶えずティッシュでぬぐっていました。


つけてから30分後に、酸素マスクを外しに来た看護師さんに

吸引器の使い方を教えていただいてからは

少しラクになりました。

ナースコールボタンもみつけてもらい、

もうなくさないよう、ベッドの柵に巻きつけてくれました。


もう頻繁に使うので、

看護師さんが吊ってくれたビニール袋に戻さず、

クリップもしないでバキュームの先を折り曲げて、

握ったまま寝ていました。


目を閉じても眠れるワケもなく、

パルスオキシメーターの波形をずっとながめていました。

つづきます…


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