こんにちは、コブタです。

 

あまり空気がいいので、鼻だけ出しています。

 

プー子さんが、

絵本が読めなくなり、画集を楽しんでいることは、

こちらこちらに書きました。

 

その、画集なのですが…

 

絵を楽しんでくれる時もあるのですが、

なんとプー子さん、

説明の文字を読もうとしてしまうのです。

 

それで、

「難しい…」

「何が何だかわからない…」

と言い始めることも出てきました。


しかも、画集は大きくて重たく、

取り扱いが大変そうです。

 

ゾゾの買ってくれた、

冊子型の「東山魁夷の世界」という本ばかりを

熟読するようになってきました。

 

 

そこで思い出したのが、

娘のカンガが小さかった頃に買った、

こども向けの画集。

屋根裏を大捜索して、

引っ張り出してきました。

 

普通の画集よりかなり大判ですが、

薄いので取り扱いはさほど大変でなく、

絵は大迫力で楽しめます。

選ばれている絵もいいし、

発色も素晴らしく、とてもいい本でした。


画家の生涯などについてのストーリーが

見開きごとに大きめの字で書かれていて、

ひらがなも多いし、漢字にはルビが降ってあるので

プー子さんでもバッチリ読めます。

漢字かな交じりのほうが、
ひらがなばかりの絵本より、読みやすいようです。
 

最高です。

 

まず、

「ゴッホとゴーギャン」の巻を読み始めました。

 

ところが。

 

初めのうちは、ゴーギャンのところを読んで、

「タヒチが身近になったわ!」

なんて言って嬉しそうだったプー子さんが、

急になんだか

とても悲しそうな顔になって、

沈みこんでしまったのです。

 

どうしたのかと、

慌ててプー子さんの読んでいた本を見ると、

ゴーギャンが、離れて暮らしていたこどもさんを亡くして

失意の中で絵を描いた、というページでした。
次のページをめくっても、

その後、自分も体を壊して、

失意の中、孤独に亡くなった、と書かれています。

ゴッホも、認められないまま、自殺しているし…

 

ありゃりゃ、しまった!

 

あわてて他の巻を探し、

やはり王道の、ルノワールに戻りました。

性格がよくて、

友人たちとの交流も多かったと書かれていて、

ほっとしています。
(ネットなどで見ると、違う説もあるようですが…)

色遣いの明るさが、

こちらの心を明るくしてくれますし。

今日は、

「花の都フィレンツェとボッティチェッリ」

を読み始めました。

 

 

プー子さんと一緒に画集を読んだり観たりしていると、

案外知らなかったことがあったり、

画家たちのさまざまな人生に、

あらためて考えさせられることも多いし、

なにより、美しい絵を観ていると

心の奥がすうっと清浄になっていくのが

ありありと感じられて、

本当にいいのです。

 

日常的に絵に触れるって、

いいものだなぁ! と

コブタは改めて思っています。

 

こんな豊かさに気づかせてくれて、

プー子さんに感謝です。