こんにちは、コブタです。

 

 

夕方は、

何となく寂しい空気があたりに満ちます。

そのせいでしょうか、

プー子さんは、夕方になると、

いろいろな不安を口にします。

 

窓が開いていると、

「泥ちゃんが覗くから、閉めて」

というし、

手元を明るくするために電気をつけると、

まだ明るいのに雨戸を閉めたがります。

 

 

コブタもこの頃、夕暮れ時になると、

小さかったころ、よく夕方に感じていた、

寂しくて不安な気分、心細い気持ちを

思いだすようになりました。

大人になってからは、

そのようなことはなくなっていたのに。

 

この頃は、

プー子さんと一緒にいるせいかもしれません。

 

プー子さんをヒーリングしていると、

昔の情景が出てきたりします。

コブタが小さかった頃のことも出てくるので、

その世界に、

プー子さんの気持ちを感じながら

入っていくことになるのです。

 

セパレーションは丁寧にするのですが、

母子ですから、

もともと自分の中にもあるものですし、

その痕跡が残ってしまっているのかもしれません。

家族のヒーリングが難しいといわれるのは、

こういうことがあるからでしょう。

 

 

でも、

夕方に寂しくなったり不安になったりするのは、

多くの方にあることですよね。

 

グループホームなどでも、

夕方になると、「家に帰る」と言い出す方が

よくあると聞きます。

 

「帰らなければならない」

というのは、どこか、

人間の深いところにある思いで、

それが

夕方になると発動するのかもしれません。

 

今いるところの居心地の良し悪しや、

帰るところが楽しい場所なのかどうか、

そのあたりも関係して、

いろんな形をとるみたいな気もします。

 

 

プー子さんが、

ウサギやコブタと楽しい時を過ごしたとき、

ここ(・・)は幸せねぇ」と言ったことは、以前こちらで書きました。

夕方になったら一人ぼっちで帰らなくてはならない

と思っていて、

帰らなくていいと分かった時、とても喜んだのです。

 

それは、

楽しい時が過ごせたということではあり、

ある意味で

いい思い出になっているのですが、

 

最近プー子さんが言うことは

そんなレベルではなく、

かなり現実離れしていて

ほとんど妄想の域に入っています。

 

突然、

「私には子供がいないから…」

と言い出してウサギをびっくりさせたことは、

以前にも書きました。

 

昨日は、

深刻な顔をして

「何が何だか分からないから、

今日、ここへ連れてきてくださった

事務所の方に連絡して、伺ってみなくちゃ」

と言い出しました。

 

ここは、

プー子さんが家族で住んでいる家で、

どこへも行く必要はないし

何も心配することはないのだ、

と何度も説明して、

やっとわかってくれたかと思ったら、

今度は

手当たり次第にいろんなものを指して、

「あんなものがここにあるのはおかしい。

いったい誰のもの? 誰が持ってきたの?」

と言いだしました。

 

なにか理由があって不安になる

というより、

まず不安があって、

その理由を何やかや作り出している、

という感じです。

 

 

夕方、少し頭が疲れて、

いろんなことが分かりにくくなってくるのでしょうか。

「わからない」ということの不安が、

別な形をとるのかもしれません。

 

夜間の頻尿には早めの時間にお風呂へ入るのがいい

と教えていただいて、

最近はそうしているので、

眠たくなって、

意識の中に少し夢が混じってくることも、

あるのかもしれません。

 

とにかく。

夕方、なんとか楽しく過ごせる工夫を、

取り急ぎ考える必要がありそうです。