映画紹介『ナイト・メア・ビフォアクリスマス』『ポーラエクスプレス』&ryuくんサンタ! | Cozo Cobun Official Blog

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元男子の画家「こうぶんこうぞう」の公式blogです‼️
まもなく30周年です。
30周年個展を企画してくださいさる企業や団体、ギャラリーわ美術館、キュレーターの方からのご依頼をお待ちしておりますコラボも大歓迎‼️

皆様 Merry  Christmas!

来年早々にNHKでの展覧会の締め切りがあるので、クリスマスも制作の私。。。

最近映画紹介の動画に流れるBGMに映画サントラを使うのは著作権違反だとご指摘頂きますが、サントラや映画の音源は一切使用しておりません。。。

スタッフがフリー素材のサイトの膨大な音源の中から映画のサントラに違い音源や効果音を探し出してDJのように組み合わせたりしているのです。。。

映画のサントラと勘違いされるなんて、ある意味大成功!

動画の色合いなども映画の雰囲気に合わせて編集しています。

10分程度の動画を作るのに数日かけての編集作業。

私もスタッフも映画のイメージに敬意を持って動画を作っております。通常の動画より作業量の多い映画紹介の動画ですが、今後も皆様観てくださったり喜んで頂けるならオススメ映画紹介動画も作って行こうと思っています。ご理解頂ければありがたいと思っています。

来年も月に10本以上は映画を鑑賞して、その中から本当にオススメしたい映画だけを動画でご紹介していこうと思っております。。。

どのサイトから音源を使用しているかは、動画の説明欄の一番下にリンクを貼っています。。。


今日はクリスマスにオススメの映画を2本ご紹介します。

いつもながら、いえ、いつも以上に長文です。スミマセン。。。

どちらも絵本にも映画にもなってる作品で、子どもにも大人にも大オススメの映画です。

一本目のクリスマスの時期にオススメの映画は。。。

https://youtu.be/Q7LQGBcJMxM
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大好きなティムバートンの原点的映画『ナイトメアービフォア・クリスマス』です!

ティムバートンの初出版の絵本でもあるこの作品。。
物語の元となったのはティムバートンが若い頃に書いたポエムだそうで、やっぱりティムバートンは永遠の少年だと思います。。。
才能だけではなくそんな部分にも惚れ惚れしてしまう私。。。
ミュージカルアニメーション映画でゾクゾクワクワク。。。
ちょっと不気味で楽しい音楽とグロテスク&ファンタジーな映画です。
粘土で作ったキャラクターを少しずつ動かせて撮影する、ストップモーションのクレイアニメで製作された、ちょっとキモカワのホラーっぽいアニメ映画です。
ストーリーはシンプルでわかりやすいけど、しっかり作りこまれた世界観があり、深いメッセージ性もあってとっても味わい深い作品。。。
キャラクター達にも魅力があって、最初毒っ気のあるキャラクターにも映画の終盤には愛着が湧いてしまうところはティムバートンならではの世界観!
映画を観た人を全員洗脳してしまう魅力満載の世界観!
異世界で愛や優しさと無縁に育った青年ジャックが本当の愛に目覚めるまでを描いたお話し。。。
ハロウィンタウンの王様でもあるジャックは、今の自分に満足できず同じことの繰り返しの、毎年毎年ハロウィンだけの自分の国に嫌気がさし、不満を感じ、虚しさを感じていました。。。
ある日、キラキラと色鮮やかな
街に迷い込みます。
そこはクリスマスタウンというハロウィンタウンとは真逆の世界。

自分のハロウィンの世界よりキラキラしたクリスマスの世界に憧れて、サンタより自分の方が才能があるかも知れない、自分の方がもっと素晴らしいクリスマスを作れると勘違いをして、周り意見も届かずどんどん妄想に。。
自分を冷静に見れなれない状態になってしまうジャック。。。
クリスマスタウンに憧れたジャックは、自分たちで最高のクリスマスをやろうと計画します。
ところが思っても見ない結果に。。。
これ以上書くとネタバレし過ぎになりそうなので、この辺で映画の背景を。。。
アメリカでの公開は1993年、日本では1994年公開の映画です。
今は全世界同時公開の映画も多くなりましたが、この頃はアメリカと日本では公開に時差が当たり前でしたね。。。
ティム・バートンがディズニー・スタジオに在籍中の頃から温めていた企画だそうです。
当時はTVのスペシャル番組用にで企画されたそうです。
全編ストップモーションのクレイアニメーションで作られた作品に当時では最先端のデジタル技術も使われているのだとか。。。

意外なのはティムバートンはこの映画の監督をしていません。
原案・キャラクター設定がティム・バートン、監督はティムバートンのディズニー時代からのお友達のヘンリー・セリックというお方が担当。。。

といは言え、今のティムバートン作品の世界観に通じる仕上がりだと思います。
キャラクターの個性の完成度も素晴らしく、ストーリーもミュージカルのようにテンポよく進んでいきます。
でもやっぱり込められたメッセージ性が素晴らしい!

一過性のエンターテイメントで終わらせないのがティムバートンが神と崇められる由縁。。。
人との違いについてとか、価値観の違いについて。。。
誰とも比べない自分の愛し方。。。
幸せの価値観とは。。
善意とは悪意とは。。。
自分が良かれと思ってる事も誰かには悪なのかも。。。
自分の国での善は他の国では悪なのかもしれない。。。
今の私達が忘れてはいけないメッセージがたくさん詰まってる。。。
物語と世界観に引き込まれているうちに時間が経ってて、終わった後、映画ではなく夢を見ていたのかしら。。。なんて思うかも。。
ヒロインのサリーがとても素敵で可愛かったです!
主役のジャックとのやりとりにティムバートンはメッセージを込めたのかもしれません。。。
クリスマス前でもクリスマス中でもクリスマス後でも大オススメの映画です。
そんなクリスマス時期に大オススメの映画をもう一つ。。。
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『ポーラエクスプレス』です
2004年の11月に公開の映画です。
1985年の絵本「急行『北極号』」をフルCGで映画化した作品。
この映画の重要人物でもあり、4児の父親であるトム・ハンクスが自らの子ども達に繰り返し読み聞かせていた絵本の映画化を企画したそうです。
この映画でトム・ハンクスは父親、車掌やサンタと何役もの声を使い分けています。
モーションキャプチャーという、俳優の顔や体に目印となるマークを沢山つけて、その動きをコンピュータに取り込み、一旦CGアニメしてから着色するという気の遠くなるような手法で製作された映画です。
登場人物みんな、まるで実写のように滑らかに動いています。
最初、これをなんで、わざわざ面倒な事してCGで作ったのかしら?と思ったのですが、映画が始まって直ぐ謎は解けました。。。
実写ではありえない視点や場面構成が満載で、これを実写でやったら、きっと事故になり映画は公開されなかったでしょう。。。と、思うくらいのハラハラのアクションが。。。
今回動画でご紹介するにあたりブルーレイを買って3Dメガネで観たのですが、正にアトラクションムービーい言って過言ではない仕上がり。
まるでジェットコースターに乗ってるような感覚も味わえ、私は終始叫んで、暴れて、疲れながらの鑑賞でした。。。
でも最後は涙が止められない「心洗われる」そんな言葉がぴったりの感動の余韻に浸れる、そんな作品です。
映画公開当時CGのキャラクターの顔だけがリアルで不気味だと賛否両論でしたが、当時としては最先端で誰もが驚いた映画だったと記憶しています。

あらすじを少し。。。
クリスマスイブの夜、クリスマスやサンタクロースに疑いを持ち始めた年頃の主人公の少年の家の前に巨大な蒸気機関車が現れる。。。
もうこの時点で夢の世界の始まりです。。。
「行き先は北極点だけど乗るかい?」の車掌の誘いに躊躇しながらも少年が汽車に乗り込むと、機関車の中には同じ年頃のパジャマ姿の子ども達で賑わっています。
それぞれの理由でそれぞれの場所から、この急行列車に招待された子どもたち。。。
中には、一度もクリスマスを経験したことのない子もいます。。
オオカミの住む恐怖の森を抜け、山を越え谷を下り、凍った湖を渡って、列車脱線事故スレスレでハラハラドキドキ一路北極へ。。。。。。

一夜限りの不思議の国を経験した子どもたちが手にしたものとは。。。
 
形のあるものだけが大切ではない。。。
目に見えるモノがこの世の全てではない。。。
車掌が最後に口にする言葉が素晴らしい。

「大切なのは行き先ではない。“乗ろう”と決めたことだ。」
 
その夜、子どたちが受け取ったプレゼントのホントの意味とは。。。
 
見た人それぞれに自分の子どもの頃のクリスマスの記憶が蘇ってくる、そんな映画かもしれません。
北極点の街で「サンタが街にやってくる」が流れた時、もう感動の涙が止まらなかった私。。。
ケーキ屋さんで生まれ育った私のクリスマスは毎年必ずお留守でした。。。
厳密にはクリスマスの数日前から寂しくて仕方なかった。。。
他の家を羨ましく思った時期もあります。

なんでこの家に、なんで自分で生まれたんだろう。。。

そんな事ばかり考えいた私。。。

この二本の映画はあの頃の私の記憶さえも更新してくれたような、そんな映画です。。。
今後も私のクリスマス時期の定番です。。。
そんな私は今年のクリスマスもryuと2人でアトリエで制作です。。。
動画の説明欄に予告編リンクも貼っておきます。
是非!ご覧ください。。。☆






https://youtu.be/Q7LQGBcJMxM