個展会期中も終わってからも、いろいろな美術館にお勉強に行って参りました。
中でも若い時そのタッチを水彩で何枚も模写した事があるルノアール。。。☆
国立新美術館で開催ということもあり、さすがすごい入場者数で、80点もの作品の中から、人物に絞って観たにも関わらず、
結構時間かかっちゃいました。。。
同じく国立新美術館のARTISTFILE
2010~現代の作家たち展。。。
絵画、映像、インスターレーション、立体と。。。
こちらは、ほとんど作品独り占めで、ゆっくり見る事ができました☆
それから、国立西洋美術館のフランク•ブラングィン~松方コレクション☆
こちらは川崎造船所(現•川崎重工業)の初代社長の松方幸次郎が1910年~1920年頃に
コレクションした作品達の中から、ベルギー生まれの英国人画家
フランクブラングィン(1867年~1956年)を中心に紹介する展覧会です。
たっぷりとした油彩画が特徴の画家さんで、原画をちゃんと拝見するのは、初めてでした。
正直、常設展の方が私には、見応えあり、お勉強になりました。
その他個展期間中、終了後、何件ものコマーシャルギャラリ-や現代アートの展覧会など色々観て参りました。。。
数々のチラシは、今後役に立つと思いたくさんいただいて参りました。
そして最後に伺ったのが、やっぱりここ☆
練馬にあります、ちひろ美術館。。。☆
今まで何回もこっそり、平日に伺ってる美術館。。。☆
この日は、金子みすずといわさきちひろのコラボレーション企画展☆
金子みすずの「みんなちがって、みんないい」の言葉に、
子どもの時から他の子とズレて問題児扱いされていた私は、どれだけ励まされた事でしょう。。。
みすずさんの言葉のリズムとちひろさんの水彩画が素晴らしい企画展でした。
その他ちひろ美術館のコレクションの世界中の絵本作家の原画展、
山田洋次監督の映画にもなった「おとうと」の絵本原画展、
この絵本はちひろさんのお孫さんの作品だそうです。
企画が盛りだくさんで、かなり見応えありました。。。
私といわさきちひろさんの出会いは小学生の時の教科書です。
「おにたのぼうし」は今でも覚えています。
図書室でちひろさんの絵本の模写をした事も覚えてます。
三年生の時「いわさきちひろさんみたいな画家さんになるっ」て担当の先生に宣言したら、
「あなた先週は松田聖子ちゃんみたいなアイドルになるって歌ってたやないの。。。」って
突っ込まれたのを覚えています。
ここに来ると、小学生の時や15才で画塾に通った事、街角で似顔絵を描いてた時の事、
出版社やギャラリーに認めてもらえず、初めてデパートのいわさきちひろ展で
泣きながら作品を憧れの眼差しで見つめた事。。。
いつかデパートで大きな展覧会してみせるって。。。
そんな色々な事が頭をよぎります。。。
私はこの人の絵で大きくなったんだって。。。
子どもしか描けない私が、初心を取り戻したり、自信を取り戻す大切な美術館。。。
いつか私もこんな美術館を作りたい。。。
この美術館は元々ちひろさんのご自宅があった場所で、ちひろさんのアトリエや、
ちひろさんが愛した野花がいっぱいのお庭もそのまま復元されています。。。
美術館でお昼をいただいて作品を拝見した後、お庭でお茶とケーキまでいただいて帰りました。。。
来月辺り、またぶらっと、行ってみようかな。。。♪
『世界中の子どもみんなに平和と幸せを…』
これは、ちひろさんの生前願い続けた言葉ですが、
戦争もなく、平和なはずのこの国のこども達を
もし、ちひろさんが生きていたら、どんな風に思うのでしょうか。。。