オーディオテクニカさんにマイクのことについて訊いた。
かねてから悩まされている、ボーカルマイクへのアコギのギター被りについて。
僕が所持しているオーテクさんのマイクはAT2010とAT2035とAT4040の3つ。
そして、検討しているマイクはAE3300、AT2020、AT2040。
本命はAE3300なのだが、AEシリーズはボーカルマイク2種類ありまして、AE5400とAE3300。
AE5400とAE3300との比較
AE5400 AE3300
感度 -40dB -42dB
周波数特性 20~20000Hz 30~18000Hz
SN比 80dB 75dB
ダイアフラムの大きさ 25mm 16mm
AE5400の方がAE3300よりも感度がやや高く、周波数特性も広いので
AE5400の方がAE3300よりも音を拾う範囲は広いとのことでした。
そして、僕の持ってるAT4040とAT2035はサイドアドレスで開放型なので
AEシリーズの筒状のマイクより拾う範囲が広くなるのと
感度が-32dBと-33dB。さらに周波数特性も20~20000Hz。SN比も82dBと高く、
とても広い範囲の音を拾えるとのこと。
そして、言い換えればAE3300のハウリングに強いというのは、筒状で周波数特性も狭い目で
感度も低い目だからだそうですが、鳴っている音は消すことができないので、ギターの音被りは
消えないとのこと。
AT4040とAT2035の比較
AT4040 AT2035
感度 -32dB -33dB
周波数特性 20~20000Hz 20~20000Hz
SN比 82dB 82dB
ダイアフラムの大きさ 25mm 25mm
このふたつを僕自身が据えて被りを試した結果、AT2035よりもAT4040の方が
被りが大きい気がしたのですが、メーカーさんいわく拾う範囲に関しては
ほとんど同じのはずですとのことでした。
次に、AT2020とAT2010との比較は以下の通りで、
AT2020 AT2010
感度 -37dB -48dB
周波数特性 20~20000Hz 40~20000Hz
SN比 71dB 71dB
ダイアフラムの大きさ 16mm 16mm
AT2010は持っていますが、AT2020は持っていないので、実践比較はできないのですが、
AT2010を試した結果、AT4040やAT2035よりは被りは控えめになるのですが、音圧が低いので
被りが目立たなくなるまでゲインを下げると、録り音の拾う範囲も狭くなるので、
マイクに音源を近づけなくてはならなくなります。
そうすると、近接効果でボーカルの音質が籠ります。
籠りを防ごうと離れるとゲインを上げなくてはならなくなり、被りやノイズが増えます。
これはダイナミックマイク(僕の所持マイクBETA57A、e945)にも同じ傾向が現れました。
なので、候補に挙げましたが、多分AT2040も同じ結果が予想されます。
声量があればまた改善されるそうですが、僕のような蚊の鳴いた声ではどうにも。。笑
メーカーさんも難しい。。って頭をかかえてらっしゃいました笑
AE3300はAT2010よりも音圧が高いので、AT2010よりは良くなりそうなのですが、
先ほども言った通り、鳴っている音は消せないということなので、改善はしなさそうです。
結論
被りを我慢してAT4040で録るか、AT2010で被りを抑えてオンマイクにして音質を犠牲に
するかの2択だそうです。
メーカーさんはぜひ、AT4040で録ってほしいですっておっしゃってたので、
もう一回AT4040で色々見直そうかな?と思います。