http://www.zakzak.co.jp/soc/news/200620/for2006200005-n1.html

“爆破女”与正氏の暴走で…韓国・文大統領の支持率急落! 識者「結局、文大統領は何もできずに終わる」


  “爆破女”の暴走で文在寅(ムン・ジェイン)政権が窮地に立た

されている。


   金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の妹、金与正

(キム・ヨジョン)党第1副部長が、南北共同連絡事務所を爆破し

たことで、文政権の支持率が急落しているのだ。


   北朝鮮も「爆破」は序章に過ぎないと宣言している。もはや文

大統領に打つ手なしか。


  韓国の世論調査会社リアルメーターが18日に発表したデー

タによれば、文大統領の支持率が前週から4・6ポイント減の

53・6%だった。不支持率は4・1ポイント増の41・1%で今年最

も大きな下げ幅になったという。

 


  2018年には南北首脳会談で板門店(パンムンジョム)宣言が

発表されたが、「同宣言の国会批准が南北関係の改善に役立つ

」という主張には「共感しない」が半数を超えた。

 


  支持率の急落に文大統領は、19日に金錬鉄(キム・ヨンチョル

)統一部相の辞表を受理した。


   金氏は17日に「私は南北関係の悪化のすべての責任を負って

退くことにした」と話していた。

 


  また南北共同連絡事務所爆破の引き金となってしまったビラま

きも規制を急ぐ。


   聯合ニュースによると、韓国警察トップのミン・ガプリョン警察庁

長が「あらゆる不法行為に対し徹底的に捜査し、厳正に司法処理

する」と明らかにした。

 


  ただ、いたちごっこのように脱北者の団体は米の入ったペットボ

トルを散布する予定があるという。


   19日の中央日報が伝えている。


   一方、北朝鮮は南北関係を悪化させるカードをまだ切るつもり

のようだ。


   複数の韓国メディアは非武装地帯(DMZ)付近で17日午後から

北朝鮮の軍人が監視所に入ったと伝える。


   18日付の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は連絡事務所の爆破が

「始まりに過ぎない」と挑発するほか、「今、対敵行動の行使権はわ

れわれの軍隊に移った」などと警告している。

 


  与正氏の強硬策に、文政権の打つ手はあるのか。

 


  韓国事情に詳しいジャーナリストの室谷克実氏は「北朝鮮の挑発

は今後も考えられるが、文政権としてはまだ5割以上の支持を受け

ている。文大統領の側近は北朝鮮への経済協力を盛んに言ってお

り、米国に制裁解除を進言しているが、米国が首を縦に振るはずも

ない。結局、文大統領は何もできずに終わるだけだ」と指摘した。