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【Fの推し増し】
向かい風がどれほど冷たくとも HKT新曲デイリー1位


HKT48の13枚目シングル「3-2」と、メンバーの直筆入りカード

 
リリースされ、15万6884枚の売り上げで21日付オリコンデイリ
ーチャートで1位に輝いた。

   新型コロナウイルス の感染拡大により、これまで通りのプロ
モーションどころか、メンバーが集まることすらできない状況。

   それでも、SNSでの動画 配信などを中心に、できることをフル
稼働して新曲をアピールした。


 

  発売日当日の午前。記者の部屋の呼び鈴が鳴った。


   届け物の中身は「3-2」のCDと、メンバーの直筆サイン入り

色紙。


   プロモーションのため「SHOWROOM」でメンバーが生放送中、

いてもたってもいられなくなって予約購入したCDと、その特典だ

った。


   「3-2」の表題曲を歌うメンバーがプリントされた「色紙」は厚紙

製で、どちらかといえばカードのような感触だ。


   折れ曲がったりしないよう段ボールとともに丁寧に封入されて

おり、余白にはメンバーの元気な文字が、躍動感たっぷりに踊っ

ていた。


   ツイッターでは「3-2」というタイトルにちなみ、同日の午後3時

2分に「#さんひくに」とツイートして発売を祝う企画が、グループ

の発案でスタート。


   メンバーはミュージックビデオの撮影中のオフショットを、ファン

は購入したCDの写真などを添えながらツイートした。

 


  指原莉乃 卒業後初となるシングルの表題曲は、男女3人の三

角関係から「孤独」を描く。切なくも疾走感のあるナンバーは、

「元気で明るい」ものが多かったこれまでのHKTとは一線を画す。


   センターには繊細ではかなげな、それでいて芯の強さを感じさ

せる北海道出身の4期生・運上弘菜 (21)を選んだ。

 


  新境地開拓に挑んだ意欲作であることは明らかだったが、

新型コロナウイルスによる被害が拡大するにつれて劇場公演な

ど通常の活動すら満足にできなくなり、4月上旬の緊急事態宣言

後はメンバーが事務所へ来ることさえ許されなくなった。

 


  そんな中で企画されたのが、動画配信サービス「SHOWROOM」

でのリレー配信だった。


   「3-2」の表題曲を歌う選抜メンバーが10~12日に、ビジュアル

系ユニット「Chou」とダンスユニット「Lit charm」のメンバーが18~

20日に、それぞれ20分ずつ自室から生放送。


   放送中にCDを予約購入可能なシステムを整え、予約したすべ

ての視聴者にメンバーの直筆サイン入り色紙が届くようにした。


   放送中、視聴者からのコメントが表示されるタイムラインには購

入の報告があふれかえり、メンバーのお礼も到底追いつかない

事態に。


   田中美久 がサインする色紙は650枚を超えたという。

 


  放送中に使用する台本やCD、色紙は、マネジャーの手によって

メンバーのもとに届けられた。


   森保まどか は21日の夜11時すぎにツイッターを更新し「こんな

時間までメンバーの家一軒一軒をまわって、配信で使う台本やサ

イン色紙を届けてくれるマネジャーさん…」とスタッフの尽力につい

て触れ、「なるべく接触しないよう宅配ボックスなどを活用しながら。

温かいですよね」と、感謝をつづった。

 


  HKTのある運営幹部はリレー配信について「メンバーが集まれな

いので、皆で話してこの企画にした」と経緯を明かす。


   運営会社が変わり、劇場支配人の尾崎充氏も退任した。


   新曲とともに華々しく飾るはずだったグループの新たな門出は、

メンバーにも「大人」たちにもどうしようもできない力により、想定通り

とはいかなかったのかもしれない。


   だが、それでも全てを奪われるわけではない。


   積み重ねてきた8年間がある。


   結び続けてきた絆がある。


   ファンを少しでも楽しませるためにスタッフとメンバーが力を尽くし、

ファンがそれに応えていくという「三位一体」が続く限り、掲げた旗が折

れることはないだろう。

 


  「風の冷たいこの道、歩いて行こう」(「青春の出口」より)

 


 向かい風がどれほど冷たくとも-。52人の新たな旅が始まった。


(古川泰裕)





他のグループが、次々と、発売を延期する中、HKT48は、予定通り

の発売でした。


現状を見ている限り、売り上げ的には、厳しい中で、どれほど落ち込

むのかな?と、思いながら、2枚購入させて貰いました。


結果として、落ち込む事なく、今回もデイリーのみとは言え、1位を

獲得し、連続記録が、途切れる事も有りませんでした。


ともかく、販促の為に仕掛けた、運営とメンバーの連携は、なかなか

のものでした。


発売は、したものの、握手会をはじめ、イベントが出来る環境に無い

まま、今後、どの様な工夫をしてくるのか、注目して行きたいです。


それ次第では、他のグループも行動を再開する可能性もあります。


エンタメ業界が、低迷してる中、こうして、普通に新曲が発売される

のは、良い事だと、私個人は、思ってます。


表題曲「3-2」も良かったですが、個人的には、カップリング曲

「キスの花びら」が、圧倒的に好みです。

なかなか、アイドル曲で、本格的な、ラテンミュージックは聴いた事

が、無かったので、MVの映像の美しさと共に、お気に入りとなりまし

た。


今後のHKT48が、楽しみです。