https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190922-00000554-san-int

ユネスコ「世界の記憶」年内改革を断念 韓国反対、作業部会で結論出ず

9/22(日) 22:22配信

産経新聞


 

 



【パリ=三井美奈】


   国連教育科学文化機関(ユネスコ )は「世界の

記憶」(世界記憶遺産)改革で、目標だった「今年

内の実現」を断念した。


   改革案を検討する作業部会で、日本の主張に

沿った新制度の大枠が固まる一方、韓国の反対

で最終結論に至らなかったため。


   審査が凍結された慰安婦関連資料をめぐる

日韓の対立が背景にある。

  作業部会が今月まとめた報告書は「改革の

核心」で答えが出なかったと明記した。


   問題となったのは、登録申請された後、

「内容が史実と異なる」などとして加盟国から

異議が出た案件への対応。


   関係者によると、対話で決着がつかない場合、

日本は「審査継続は困難」との立場を示し、多く

の国が賛同した。


   韓国は「審査対象から除外すべきではない」

と主張した。


  韓国が登録を支援する慰安婦関連資料は

2017年、日本の強い反対を受けて登録判断

が見送られており、韓国は新制度の導入で

「同資料が審査枠から外されるのを警戒した」

(外交筋)とみられている。

  作業部会は昨年、設立された。世界の記憶

審査の透明化に向け、加盟国が関与する制度

のあり方を検討してきた。


   これまでの審査は専門家で作る諮問委員会

が非公開で行い、加盟国が申請案件に疑義を

抱いても発言の場がなかったため、「政治利用

につながる」との批判があった。


   作業部会の報告を基に、ユネスコ運営を担

う執行委員会(58カ国で構成)で来月、改革案

がまとまる予定だった。 

  改革は15年、「南京大虐殺文書」の登録を

きっかけに、日本が強く主張してきた。


   ユネスコのアズレ事務局長も改革を支持。


   作業部会の論議には最多で100カ国・地域

が参加するほど、関心は高かった。

  作業部会では審査について、


(1)申請案件には最長90日間、加盟国の異議

     申立期間を設ける


(2)登録は、執行委員会が最終的に承認する

-などと大筋合意した。


   来月の執行委員会はこの報告を踏まえ、18

カ国程度の小グループによる協議を継続し、

来年中の改革実現を目指す方針を決める予定。


   だが、ユネスコ筋は「日韓が対立し続ける限り

、協議は結論に至らないだろう。改革実施のめど

がつかない」と懸念を強めている。

  慰安婦関連では、日米の非政府組織(NGO

が「慰安婦は性奴隷でなかった」と示す別の

文書を登録申請。


   ユネスコは「双方の対話」の可能性を探って

いるが、見通しは立っていない。

         

                        

 

【用語解説】世界の記憶 

   重要な歴史文書や映像フィルムの保存や

開示を促すためにユネスコが登録する事業で、

1992年に開始。フランス の「人権宣言」、ドイツ

の「ゲーテの直筆文学作品、日記、手紙等」、

日本の「御堂(みどう)関白記」など400件以上

が登録されている。





本来、政治利用をしない事が、基本なんですが

、中韓は、平気で、それを無視します。


そして、ユネスコは、そんな彼らを支持する。

と、言うあり得ない事が、起こってしまい、日本

としては、ユネスコに対し、不信感を抱く様に

なった訳で、真面目に分担金を支払っていた

日本には、何のメリットも無い。

と言う事で、ユネスコに対する分担金の支払

いを停止しました。


国連にしても、ユネスコにしても、日本をお財布

としか、見てないのが、腹立たしかったので、

これは、朗報でした。


ユネスコとしては、日本からの支援が、途絶え

れば、機構を維持して行くのは、不可能となり

ます。


そこで、慌てたのか?改革を約束する事と、

なった。と、言うのが、流れでした。


ユネスコ側が、言う通り、日韓の対立が、

解決しない限り、改革は、めどが立たない。と

言うのは、逃げの様に感じますね。


それなら、会員の多数決で、決めると言う

方法もありそうですが。


日韓のみの対話では、永遠に平行線でしょう。