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「釣りキチ三平」スピンオフ 作画の立沢氏は「初期の無頼な魚紳が好き」

2018年5月6日 05:30 スポニチ

「バーサス魚紳さん!」で描かれる鮎川魚紳
Photo By 提供写真




  釣り漫画の名作「釣りキチ三平」のスピンオフ

 

「バーサス魚紳さん!」の連載が漫画誌イブニング

 

(講談社)で始まり、話題になっている。

 


 

   「三平」本編に登場した凄腕釣り師・鮎川魚紳

 

が実在の釣り師と釣りバトルを繰り広げる物語。

 


 

    がんを患い断筆宣言していた本編の作者、

 

矢口高雄氏(78)は原作を手掛け、作画の立沢

 

克美氏に釣り漫画の極意を伝える意気込みだ。

  立沢氏はこれまで週刊ヤングマガジンで

 

「ポンチョ」、グランドジャンプPREMIUMで

 

「ダウト」など野球漫画の連載経験があるが、

 

釣り漫画は初めてだ。

 


 

   釣り経験もわずか。

 


 

   ただ「バガボンド」の背景は「三平」の劇中

 

シーンを参考にして描いたこともあるそうで、

 

尊敬する漫画家の1人だったようだ。

  今回のオファーを聞いた際は「瞬時に描き

 

たいと思いました。

 


 

   少年時代に三平が好きで読んでいた感覚

 

を思い出しました」という。

 


 

   個人的には“無頼感のある初期の魚紳”が

 

好きで「実在のアングラー(釣り師)と対決する

 

ので、ギラギラした魚紳さんにしたい」と意気

 

込んでいる。

  矢口氏に初めて会った際は、ネーム(コマ割

 

りや吹き出し、ラフな絵を描いたコンテ)の

 

第1案を手渡した。

 


 

   「読んだら連絡します」と受け取った矢口氏は、

 

その日のうちに立沢氏に電話。

 


 

   立沢氏が「帰り道で電話を頂き、アイデアや

 

提案を頂きました。嬉しくもあり、怖くもあり…で

 

した」と苦笑いで振り返る。

 


 

   熱のこもった指導を受けたようだ、

  矢口氏の絵を「なんと言っても線が好き。伸び

 

やかで気持ちいい。三平くんのデッサンはテン

 

ションが効いていて、メチャクチャに見えるポーズ

 

もリアリティがある。自然描写も描き込みつつ、

 

見やすい。カラー原稿は最高です。使っている

 

画材を教えてもらいました」と絶賛。

 


 

   釣り漫画の第一人者から多くを学ぼうと燃え

 

ている。






珍しいですねー。漫画家と漫画家のコラボ作。


「釣りキチ三平」は、リアルタイムで、読んでまし

た。


もっとも、私自身は、釣りはしないんですが。


海の傍で、育ったのにね。不思議なものです。


面白そうだと思って、読んでみましたが、期待

通りでした!いや、期待以上ですね。


オリジナルファンの期待を全く、裏切る事のない

作品でした。


今後に、期待出来ます。


いやー、立沢さん、全く、釣りをしない。何て、

思えないほどの描写でした。脱帽!


それだけ、しっかりと矢口さんに教えて貰えた。

証拠なんでしょう。