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慰安婦問題「最終的」決着も 政権代われば韓国蒸し返す?

2015年12月29日 05:30  スポニチ



共同記者発表を終え、握手する岸田外相(左)と
韓国の尹炳世外相
Photo By 共同



 日韓両政府は28日、外相会談をソウルで
開催し、旧日本軍による従軍慰安婦問題の
最終決着で合意した。

 日本政府が軍の関与や政府の責任を認め、
慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」
を確認。

 元慰安婦への支援として韓国政府が財団を
設立し、日本政府が10億円を拠出する。

 日韓国交正常化50年の今年中に長年の
懸案だった慰安婦問題が決着で合意したもの
の、識者は「問題の蒸し返し」を懸念して
いる。

 会談後、安倍晋三首相と朴槿恵(パククネ)
大統領は電話会談で合意内容を確認。

 首相が「おわびと反省の気持ち」を直接
伝達した。

 岸田文雄外相は、政府の責任を認めたこと
に関して「歴代内閣の立場を踏まえたもの」
と強調。

 財団への資金拠出については
「日韓で協力して事業を行うもので、賠償で
はない」と強調した。

 日本が要求している被害女性を象徴する
ソウルの日本大使館前の少女像撤去には
「適切に移転されるものと認識している」と
説明。

 韓国側は
「関連団体と協議し、適切に解決できるよう
努力する」と述べた。

 国交正常化50年の節目が終わるまで残り
4日での電撃合意。

 日本政府が決着の条件として最重要視した
のは韓国による慰安婦問題の「蒸し返し」
防止だった。

 政府は、これまで問題解決のために打ち出
した対応が事実上頓挫してきた苦い経験が
ある。

 旧日本軍の関与を認めた1993年の河野
洋平官房長官談話、元慰安婦に償い金を渡す
ために95年に設立した「アジア女性基金」
、いずれも韓国世論を沈静化できなかった。

 今回も火種はくすぶっている。

 元慰安婦の支援団体
「韓国挺身隊問題対策協議会」(挺対協)は、
少女像は
「歴史の象徴であり公共の財産だ。韓国政府
が移転に介入することはあり得ない」と反発
した。

 元慰安婦の李容洙(イヨンス)さん(87)
は合意内容について「全部無視する」と述べ
た。

 コリア・レポートの辺真一編集長は、韓国
では大統領が5年1期で交代するため
「政権が代わればまた問題を蒸し返す可能性
がある」と指摘する。

「98年の日韓共同宣言で当時の金大中大統
領が“過去の問題を持ち出さないようにした
い”と言ったが、その後の政権でも世論や
経済の事情から“外交カード”として使われ
てきた」と話した。

 両首脳の思惑については、来年、日韓とも
に国政選挙が控えているため
「電撃的な外交問題の解決は印象に残る。
政治的妥協の産物」と推察。

 日本側が拠出する10億円の“価値”を
「当初は1億円と報道されていたが、10倍
になったということで誠意を示したと思う。
国の金庫から支出したというのが大きい。
韓国側としては、間接的に政府が責任を認め
たと受け取れる」と述べた。






またまた、無用な配慮をしましたね。

これで、慰安婦問題は、歴史的事実であり、
まだ、決着を見ていない問題でもある事を、
日本政府が、認めた様なものです。

決着した。なんて、とんでもない。

韓国政府に良い攻撃材料を与えた様なもの


政権が代われば、またしても、蒸し返して
来るでしょう。

海外での運動に勢いを付けただけの事。

毎度、間違ったシグナルを出してしまうの
は、何とかならないものか!腹立たしいで
す。

安倍さんで駄目となると、次のチャンスは
もう無いでしょう。

安倍さんが、責任を認めた以上、次の政権
は、遠慮なく、今以上に慰安婦カードを使っ
て来る事でしょう。