http://www.sankei.com/world/news/150223/wor1502230007-n1.html

低支持率にあえぐ朴政権 発足2年で実績なく…
対中国・北朝鮮、前のめりの危うさ

2015.2.23 05:00 産経新聞



支持率が低迷する韓国の朴槿恵大統領
(共同)

【ソウル=藤本欣也】


 韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が就任して
から25日で2年となる。

 閉鎖的な統治スタイルや不況、大事故を受けて
記録的な低支持率にあえぐ中、8月には任期5年
の折り返し点を迎える。

 来年4月に総選挙を控えるだけに今後、支持率
回復を図ろうと対中国、対北朝鮮外交で前のめり
になる危険もはらむ。




■餅買い談笑のパフォーマンス

 旧正月(19日)前の10日、ソウルの市場に
朴大統領の姿があった。自ら財布を取り出し、
餅などを買って店員と談笑した。

 大統領府にこもり、一部側近を重用して政策を
遂行するという閉鎖的なイメージから脱し、
庶民性を訴えるパフォーマンスの一環だ。

 背景には支持率の低迷がある。

 韓国ギャラップ社の世論調査によると、支持率
は就任後初の訪米、訪中などを成功させた
2013年の9月に67%を記録。

 しかし景気回復が進まない中で下降線をたどり、
昨年4月のセウォル号沈没事故以降は政府対応の
不手際を非難されて40%台に。

 さらに昨年11月末以降の元側近による国政
介入疑惑などから一時、29%まで落ち込んだ。

 過去の政権と比べても最低水準の支持率にあえ
いでいる。5

 ただ世論調査をみると、これといった実績の
ない朴政権にあって、外交政策への評価は低くな
い。

 特に、習近平国家主席との6回に及ぶ首脳会談
を通じてもたらされた対中関係の緊密化が、韓国
を訪れる中国人観光客の増加と相まって好感され
ている。

 昨年11月の首脳会談では中韓自由貿易協定
(FTA)で実質合意し年内にも発効の見通しだ


 一方、北朝鮮との関係では昨年2月、3年ぶり
となる南北離散家族再会事業の実施にこぎ着けた
ものの、後が続かない。

 韓国は旧正月の事業再開を呼びかけたが北朝鮮
は応じなかった。




■対独戦勝式典に出席するか否か

 こうした中、5月のモスクワでの対ドイツ戦勝
70周年記念式典に北朝鮮の金正恩(キム・ジョ
ンウン)第1書記が参加を予定していることから、
南北関係改善に向けて朴大統領も出席すべきだと
の声が韓国で上がっている。

 しかしウクライナ問題の影響で、同盟国・米国
のオバマ大統領は訪露しない見通しで、米国と足
並みをそろえなくていいのかという議論もある。

 2人きりで首脳会談を行っていない日本との間
には、産経新聞の加藤達也前ソウル支局長の在宅
起訴で批判を浴びるなど問題が山積。

「首脳会談があるとしても、安倍晋三首相が8月
に発表する戦後70年談話を見定めてからになる」
(外交筋)との見方が多い。

 最新の世論調査では、首相交代などが奏功し、
朴大統領の支持率は30%台を回復した。

 ただし、朴政権が支持率アップのために対中
・対北外交で成果を出そうと躍起になった場合、
日米韓の安保体制に微妙な影響を及ぼす可能性が
ある。




中国にのめりこむのは、仕方の無い事でしょう。

実績を上げられるのは、それくらいしか、無いのです
から。

中国としては、軍略的にも、韓国を取り込みたい訳で


朴さんが、頭に座ってる内になんとかしたいところで
しょう。

そうなれば、アメリカは、韓国から撤退せざるを得な
いでしょうから。

まあ、かんこくとすれば、自らの首を絞めてるのです
が、溺れる者は、藁をもつかむ。の例えの状況です
ものね。