http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140222/crm14022212000001-n1.htm

【衝撃事件の核心】
八王子・女子高生殺害 
17歳少女の命奪った35歳無職男のゆがんだ愛情とは

2014.2.22 12:00  産経新聞



桜井晴香さんが刺され死亡していた住宅の周辺
2月13日朝、東京都八王子市長沼町



 17歳の少女はなぜ、倍以上も年の離れた恋人に命を
奪われなければならなかったのか。

 東京都八王子市の民家で2月12日、相模原市の高校
2年、桜井晴香さん(17)が殺害された事件。

 交際相手の中田義雄容疑者(35)=殺人容疑で逮捕
=は事件から約12時間後に警察に出頭し、

「自殺しようとしたが罪をつぐなおうと思った。借金が
あり、将来を悲観した」などと供述している。

 丸刈りで体に入れ墨を入れ、周囲からはこわもてで知
られていた男のゆがんだ愛情とは。

(宇都宮想)




■曲がった刃、強い殺意


 12日午後8時半ごろ、八王子市長沼町の中田容疑者
の自宅を訪れた知人男性は言葉を失った。

 施錠された玄関前に血だまりができ、一見してただ事
ではないことが分かった。

 男性はすぐに近くの警視庁南大沢署の交番に通報。

 同署員が2階の窓から屋内に入り、玄関で血まみれで
倒れている桜井さんを発見した。

 桜井さんの腹部や背中には複数の刺し傷があり、その
場で死亡が確認された。

 背中の傷は深さ約10センチで大動脈に達していた
ほか、台所で発見された凶器の包丁の刃はぐにゃりと曲
がっており、強い殺意をうかがわせた。

 警視庁捜査1課は殺人事件と断定。

 行方が分からなくなっていた中田容疑者を追った。

 中田容疑者は翌13日午前3時15分ごろ、現場から
約35キロ離れた神奈川県平塚市のJR平塚駅前交番に
「女の人を刺しました」と出頭。

 南大沢署に身柄を引き渡され、同日昼ごろに殺人容疑
で逮捕された。

「借金があり、これ以上、桜井さんと付き合えないと思
って将来を悲観した」などと供述。

 平塚市に移動したことについては

「海で自殺しようと思い平塚市まで来たが、罪をつぐな
おうと思い直した」などと説明しているという。




■「大切な人できた」ツイッターにツーショット写真

 35歳の無職の男と17歳の女子高校生との接点は
どこにあったのか。

 捜査関係者によると、中田容疑者は桜井さんのアルバ
イト先の飲食店に客として訪れたことがきっかけで、
昨年7月ごろから交際をスタートした。

 交際は順調だった様子で、桜井さんは短文投稿サイト
「ツイッター」にたびたび中田容疑者とのツーショット
写真を投稿。

 同8月ごろには、

「大切な人ができた」

「けんかしても仲良し」などと仲むつまじい様子で、
中田容疑者とみられる人物からの

「自由になったら何がしたい?」という問いかけに対
し、「家を見に行こう」と将来的な関係もうかがわせ
る内容も残されていた。

 近くの住民によると、中田容疑者は数年前に現在の
住まいに父と妻、息子の4人で引っ越してきたが、
1年半ほど前に離婚。

 妻は息子とともに家を出た。

 父親も現在は入院中で、事件当時は1人暮らしだっ
たという。

 近所付き合いはほとんどなく、入れ墨と丸刈り姿で
「こわもての人」と評判だったという。

 桜井さんのアルバイト先の関係者は

「昨年末に桜井さんが中田容疑者を店に連れてきて
紹介してくれた。幸せそうな表情で、こんなことに
なるとは思ってもいなかった」と肩を落とす。




■直前にトラブル? 空白の1時間半

 南大沢署によると、中田容疑者は事件当日、レンタ
カーで桜井さんを迎えに行き、午後3時ごろに自宅に
着いた。

 犯行時刻は午後4時半ごろとみられ、その間の
約1時間半の行動について中田容疑者は
「話をしたりテレビを見たりしていた」などと供述し
ている。

 桜井さんは玄関で靴を履いて倒れており、致命傷が
背中の傷だったことから、帰り際に背後から襲われた
とみられる。

 捜査関係者は、

「自宅に迎えに行っていることからみても、その時点
では関係は良好だったのではないか。桜井さんが家を
出る直前に何らかのトラブルが起きた可能性がある」
と指摘する。

 桜井さんは中学時代にソフトボールを始め、家でも
兄や父と練習に励んでいた。

 高校2年生になり、親族には大学か専門学校で進路
の相談もしていたという。

 祖父(74)は

「かわいい孫のために、また相談に乗りたいと思って
いた矢先だった」とうつむく。

「どんな理由があろうと、未来のある若者の命を奪っ
ていいわけはない。自分に好意を寄せる女性の命を
一方的に奪った極めて卑劣な犯行だ」。

 ある捜査幹部は、そう言い切った。





この男にとって、彼女は、手放せない相手だったんで
しょう。

別れ話が、出た様な様子は、記事からは伺えません。

しかし、殺したくなる様な出来事が、有ったのは、
確かな様です。

一体、どんな事が、有ったのでしょう。

ともあれ、若く先の有る命が、一つ、失われた事は、
間違い無いです。

非常に残念な事です。