こんばんは!
今日は、レッスンで生徒さんが涙をポロポロ…
完璧主義だったり、負けず嫌いの生徒さんは、私がレッスンしていると一度は涙を流します(笑)
怒って泣かせるような事はした事はないのですが、今、出来るようにしないと先がない事に関して、時間がかかっても良いから身につけて欲しい。
だから、お子さんであろうと親御さんの前であろうと、諦めません
だって私自身、そこを無視して妥協してきて、ものすごーーーく苦労して、後悔したからです。
私:「今日は、どこまで弾けるの?」
生徒さん:「ここまで。」
私:「じゃあ聞かせてね〜!」
生徒さんの言う「ここ」に到達するまで、
じーーっと聞きました。
■指遣いは、めちゃくちゃ。
■音を間違えていたり、タイを無視していたり。
■前の週に、指使い書いたのになぁ〜。
■タイが赤で書いてあるのになぁ。
■色分けって、こう言うことじゃないんだけどなぁ〜。
思う事はありましたが、じーーーっと聴きました。
そして、本人が、
「ここまで」と言ってくれた所の、
数小節前から怪しくなってきまして。
この辺りまで練習して来たんだなぁ〜
とは、
思ったのですが、敢えて黙って待ちました。
何を聞いても、
もう一歩、心からの言葉が出てこない生徒さん。
分かっているような、
分かっていないような。
本人が、ここまでです。
と、言って弾き終えるのか?
その先まで頑張って弾くのか?
選択を待ちました。
そうしたら、涙がポロポロ。。。。
○○ちゃん、泣いてくれて良かったよ〜!
ねぇ、それは、どんな気持ちの涙なの?
悔しい?難しい?恥ずかしい?
うん・・・😭😢
いっぱい泣いていいんだよー
ちゃんと気持ち、あるじゃない!!
それで、その後、どうして難しいのか?
弾けなくてイライラするのか?
一緒に考えました。
さすが負けず嫌いの○○ちゃん。
数分後には気持ちを切り替えて、
私の伝えていることを理解して、
いつもより真剣に聴いてくれました!
それで、お母さんにもお願いしました。
「この楽譜、そのまま読むのは大変だから
○○ちゃんと一緒に工作お願いします。」
と!
私も娘のために、夜な夜なやってます
ピアノの先生だから、お子さんはスラスラ弾けるようになるんでしょ?何時間もレッスンしてるんでしょ?と、思う方もいるかもしれませんが、我が家はそうでもありません。
始めた年齢も私は6歳、娘は4歳と2年早いですし、やっている曲の質や、求めるレベルも高度です(生徒さんで試す前の研究目的もあります!)
だからと言って、何時間も弾いてくれるような音楽大好きなタイプでもないですし、仕事もあるので時間に限りがあります。
隣でわーわー言うのもウザがられますし、自主性がなくなる気もしますし。彼女の他に好きな活動を減らしてまで、ピアノをやって欲しくはないので、内職に結構力を入れています。
例えば、基本的に楽譜は拡大コピー。
全てA3サイズにコピーして、スケッチブックに貼っています。
左は、1.5倍。無視しがちなフレーズを色分けしてもらって、よく見えるように。
何こんな簡単な楽譜で?と思われる方もいるかもしれません
でも、フレーズをちゃんと表現して弾く事、私は子どもの時、意識した覚えなく、指だけ動かしていました。。。
この曲は↓初め弾こうとした時、
難しそうと言って、ぐずり始めました。
フレーズもいっぱい。
フラットもデクレッシェンドも出てきました!
そして、下の段の2小節目は、指遣いを変えなくてはいけません!
これも、何にも気にせず、ただ弾くなら簡単です。
楽譜を見て弾く習慣がある子にとっては、難しいと思います!
まずは、私が歌を練習しておく前準備です。
ご飯を作る時、着替える時、この曲を歌って聞かせました。子どもたちにとって、よく知る歌にしちゃいました!
3日も経てば、子どもの方が歌えるようになります
じゃあ、楽譜はどうなってるのかな?
歌ってみようよ〜。
私:今度は○○ちゃんは、ドだけ歌って!
娘:次は○○ちゃんは、ドとシも歌う!
なんて言って、やってくれました。
そんな事して遊んでいるうちに、全部歌えるようになりました。
その後は、勝手に弾いてみたい!と言って弾き始めました
1日に1小節ずつ、簡単な所から弾ける所を徐々に増やして、弾いてもらいました。弾いたらシールを貼るそうで、シールだらけになりました。
最終的にはお家を書いてあげたら、サンタの家を作ると🏠
でもその後も、指遣いが変わる所で、怒り泣いていました。
このままだと、嫌いになるかも。という事で、こんな表を作ってみました。
脳の特性を活かして、まず行動してやる気にするシートです。
10分もあれば出来ちゃいます。子どもの好きなキャラクターで作ってあげたら、大喜び(笑)
まずは、お子さんにとって簡単なことから始めます。
歌詞で歌う 1ポイント
音名で歌う 2ポイント
凄く簡単です。え、こんなのでシール貼って良いの?なんて言われちゃいました作戦成功です。
その後は、普段は嫌がる部分練習です。
ここだけ3回練習 3ポイント
次は3枚もシールがもらえます。チョコレートに一気に近づきます。やるしかありません!
その時に、私もこう考えます。
「今日はここしか部分練習させられないぞ。さぁどこにする」
長くやらせ過ぎても、難しくて嫌がります。
簡単過ぎても練習の意味がありません。
ここも!やっぱりこっちも!なんて後出しも出来ません。
親もここだけと言ったら、それ以外は禁止です。
そして最後に通し練習、1ポイント
難しいところはさっき練習したので、意外にすんなり通してくれます。
そんなわけで、簡単にシールがいっぱい溜まって、こんなに弾けたー!もっとやるー!なんて言って、20枚近く貼っていました。
まだまだ内職は沢山あるのですが、こんな感じで今日は、おしまいにします。
今日の生徒さんも、次はどんな風に工夫してやって来てくれるか楽しみです!
おやすみなさい〜