【My 百寺巡礼 京都市内】③/⑤ | outdoor親爺の独り言

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登山、自転車、写真の好きな親爺で〜す。槍穂高、後立山、南アルプス、八ヶ岳によく行きます。Roadbikeでは 奥多摩や山中湖などにヒルクライム。最近は お寺巡り(ご朱印集め)に京都、奈良、鎌倉へ。写経も始めました。

【My 百寺巡礼 京都市内】 ③/⑤

 

教王護国寺(東寺)(京都市南区九条町)

西明寺(京都市右京区梅ケ畑栂尾町)

神護寺(京都市右京区梅ケ畑高雄町)

祇王寺(京都市右京区嵯峨鳥居本小坂町)

常寂光寺(京都市右京区嵯峨小倉山小倉町)

 

 

 

教王護国寺(東寺)(京都市南区九条町)
宗派 東寺真言宗総本山(真言宗の根本道場)。

山号 八幡山。

正式名 金光明四天王教王護国寺秘密伝法院、勒八幡山総持普賢院(2つある)。

本尊 薬師如来。

開基 桓武天皇。

別称 東寺、左大寺。

札所 京都十三仏・12番(大日如来)、洛陽三十三観音・23番(十一面観音)、都七福神(毘沙門天)。

世界遺産。

国宝の建造物 金堂、五重塔(木造塔としては最高)、御影堂(大師堂)、蓮花門。
国宝の仏像 【講堂】五大明王坐像、五大菩薩坐像、梵天・帝釈天像、四天王立像、【御影堂】不動明王像(秘仏)、弘法大師像、【宝物館】兜跋毘沙門天立像、八幡三神像(神像彫刻の最古)など。
重文の建造物 講堂、慶賀門、東大門、北大門、北総門、南大門、宝蔵灌頂院・北門・東門。
重文の仏像 【金堂】薬師如来・両脇侍像、【講堂】大日如来坐像、金剛界四仏坐像、【宝物館】千手観音立像、聖僧文殊坐像、地蔵菩薩立像、観音菩薩・梵天・帝釈天立像(二間観音)など

 

嵯峨天皇より空海に下賜され、真言密教の根本道場として栄えた。特別公開時には、五重塔内部(立体曼荼羅)を拝観できる。

右奥から手前に、金堂(国宝)、講堂(重文)。

金堂(国宝)。

五重塔(国宝)。

食堂。

境内。


大日如来。

十一面観音。

弘法大師。


【毘沙門堂】
平将門の乱の際に、都の守護神として羅城門の上層に安置されていた 兜跋毘沙門天像(国宝)を移設し安置(現在は、宝物館に安置)。毘沙門堂の中には、複製が安置。

毘沙門天。

 

 

西明寺(京都市右京区梅ケ畑栂尾町)
宗派 真言宗大覚寺派。

正式名 槇尾山(まきのおさん)平等心王院西明寺。

本尊 釈迦如来。

開基 智泉。

札所 三尾。周山街道沿いの高雄山神護寺、栂尾山高山寺とともに、三尾(さんび)の名刹。

重文 【本堂】清涼寺式釈迦如来立像、千手観音立像。

高山寺から 600m手前にあり、神護寺の別院が始まり。

【本堂】清涼寺式釈迦如来立像(重文)、千手観音立像(重文)、愛染明王像など。特に、千手観音像は 間近で拝観できて、素晴らしい。

 

参道。

参道から、清滝川を望む。

山門。

山門前の燈籠。

境内。



本堂。

本堂から見た紅葉。


客殿。

釈迦如来。




神護寺(京都市右京区梅ケ畑高雄町)
宗派 高野山真言宗遺迹(ゆいせき)本山。

正式名 高雄山神護国祚真言寺。

本尊 薬師如来。

開基 和気清麻呂。

別称 高雄神護寺。

札所 三尾。周山街道沿いの栂尾山高山寺、槇尾山西明寺とともに、三尾(さんび)の名刹。
国宝 【金堂】薬師如来立像(本尊/貞観時代彫刻の傑作)、【多宝塔】五大虚空蔵菩薩坐像(拝観時期限定)、梵鐘(日本三銘鐘/銘の神護寺、姿の平等院、声の三井寺)、灌頂歴名、絹本著色 伝・源頼朝像、伝・平重盛像、伝・藤原光能像(3肖像画は、京都国立博物館寄託)、紫綾金銀泥両界曼荼羅図(高雄曼荼羅)、文覚四十五箇条起請文など。ただし、博物館に寄託されているものも多い。
重文 大師堂、【金堂】(薬師如来・脇侍の)日光・月光菩薩立像、【毘沙門堂】毘沙門天立像、【大師堂(重文)】板彫弘法大師。他に、愛染明王坐像(東京国立博物館寄託)、薬師如来坐像など。


伝・源頼朝像、伝・平重盛像は、複本が展示されている(像主については、足利尊氏・直義・義詮ではないかとする説もある)。東寺や金剛峯寺とともに、真言密教の寺院として古い歴史を持つ。
【金堂】本尊・薬師如来(国宝)は、厳しい表情の薬師如来。日光・月光菩薩は 重文。四天王は、向って左側の奥に 広目天、手前に 増長天、右側の奥に 多聞天、手前に 持国天。十二神将は、必ず薬師如来に付属して表される(薬師如来および薬師経を信仰する者を守護するとされる)。向って左側の奥 左から、安底羅(あんてら・卯)、あんにら(辰)、珊底羅(さんてら・巳)、手前の左から、迷企羅(めきら・寅)、伐折羅(ばきら・丑)、宮毘羅(くびら・子)、右側の奥 左から、毘羯羅(びから・亥)、招杜羅(しょうとら・戌)、真達羅(しんだら・酉)、手前の左から、因達羅(いんだら・午)、波夷羅(はいら・未)、真虎羅(まこら・申)。手前左側に 愛染明王、手前右側に 下品上生の阿弥陀如来。
【多宝塔】五大虚空蔵菩薩(国宝)は、5月と 10月に公開。五大虚空蔵菩薩(国宝)は、金剛界・五智如来の変化身で、中尊の法界虚空蔵が白色(説法印)、東方尊 金剛虚空蔵は黄色、南方尊 宝光虚空蔵は緑色(宝珠)、西方尊 蓮華虚空蔵は赤色(蓮華)、北方尊 業用(ごうゆう)虚空蔵は黒色(羯磨)。
【明王堂】不動明王。もともと弘法大師作の不動明王が安置されていたが、平将門の乱を鎮圧するために、この不動明王を本尊に 成田山新勝寺が建立された。現在の不動明王は、平安後期の作。
【毘沙門堂】毘沙門天(重文)。
【大師堂(重文)】板彫弘法大師(重文)は、11月に公開。
【梵鐘・三絶の鐘(国宝)】️鐘楼が古いため 登ることができず、拝観できない。ちなみに、鐘にはヒビが入っていて、つくことはできない。
【灌頂歴名(国宝)】最澄の名が記されている。空海の自筆で、書道上も重要な作品。


楼門。


境内。

明王堂。

毘沙門堂。

大師堂(重文)。

五大堂。

金堂。

多宝塔。

地蔵院。

「かわらけ投げ」の場所から見た清滝川。

境内。

薬師如来。

 

 

祇王寺(京都市右京区嵯峨鳥居本小坂町)
宗派 真言宗大覚寺派。

正式名 高松山往生院祇王寺(尼寺)。

本尊 大日如来。

開基 良鎮。

「平家物語」で、平清盛の寵愛を受けた 白拍子の祇王と仏御前が 出家のため入寺したとしても知られている。苔の庭園が素晴らしい。まさに侘び寂びの世界。

山門。

庭園。

本堂。

本堂・吉野窓。

本堂から、庭園を望む。

宝篋印塔(ほうきょういんとう)。

左が、祇王、祇女、母刀自の墓。右が、平清盛の供養塔。

大日如来。

 

 

常寂光寺(京都市右京区嵯峨小倉山小倉町)
宗派 日蓮宗。

山号 小倉山。

本尊 十界曼荼羅。

開基 日禎。

重文 多宝塔。

百人一首で詠まれる 小倉山の中腹の斜面にあって、境内からは 嵯峨野を一望でき、境内の庭園には 200余本のカエデが植えられている 紅葉の名所。その常寂光土のような風情から、寺号がつけられたとされる。

 

仁王門。

境内。


鐘楼。


本堂。


多宝塔(重文)。