先日の雨で雪が解けてきました。
野山を歩いても、緑はもう少し先ですが、
鳥たちの声は一か月ほど前の厳しい氷点下の頃より、
元気にさえずっているように聴こえます。
そんな中、森の斜面のほんの少し陽当たりのよい場所に咲く花をみつけました。
枯草と葉を落とした木々の中なので、すごく新鮮な色に映ります。
福寿草。
とても幸せ感あふれる名前ですね。
見ただけで春を感じて嬉しくなります。
植物にはいろんな生きるための戦略があると聞きます。
この花は蜜を作らないんだそうです。
それによく見ると、葉を緑に作るより先に開花しようとしています。
他の誰よりも早く花を咲かせて、太陽を浴びて黄色く目立ち、虫たちを呼び込む作戦なんですね。
昨日は二十四節気の「啓蟄」。冬籠りしていた虫たちがやっと起きだす頃です。
そういえば、家の薪棚に潜っていた糸トンボやハチたちも、少しずつモゾモゾし始めています。
でも寒いから動きはスローモーション。
きっとミツバチもこの花の陽だまりに潜って暖まるのかもしれません。
そんな想像をすると、野山に彼らの温かいカフェがある様で楽しそうです。
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