朝早く、山際の田んぼに陽が差し込み始めます。
コシヒカリの出穂が始まりました。
水の入口から遠い温かい区域から順に、一週間程掛けて
全体に出てきます。
この、夜のうち出た穂は、朝早く一粒一粒が小さな白い花を咲かせます。受粉して、デンプンづくりのスタートです。
これから3週間。ゆっくりゆっくりお米になっていきます。
稲は光合成に加えて、それまでに蓄えていた葉や、茎の自らの
養分をこの種に回していきます。
やがて、籾がしっかり出来上がる頃には、
葉や茎は枯れて黄金色になっていくんですね。
稲の葉先や穂先を使って、無数のクモ達が巣を張って待ち構えます。
クモも知っているんです。まだ柔らかい穂のデンプンを
吸いに来る虫たちがいることを。
今は彼らに任せるしかありません。
どうやって田の畔から移るのか見ていたら(笑)、
水面を平気で歩いていきました。
自分で吐いた糸を風に乗せて飛ぶ姿も見たことがあります。
自由自在です。
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