3月になりました。
今年の冬は八ヶ岳の麓は厳しい寒波は少なかったように思います。
連日の氷点下10℃以下はつらいので少ないほうが良いのですが、
反動で来夏が暑くならないか心配になります。
こちらは、夏の終わりに収穫したバターナッツです。
とても保存が効くかぼちゃです。
表面のしわしわが、長期の乾燥や低温に耐えて
がんばってくれた証です。
とはいえ、もう3月。
徐々に気温が上がってくるとそろそろ限界に近づいてくるので、
残ったかぼちゃをありがたくいただきます。
今日はシチュー。
市販のルーと合わせると手軽にカボチャシチューが楽しめます。
皮は普通のかぼちゃよりも薄いので、
適当な大きさに切れば包丁でスルっとむけます。
10分ほど煮立てれば柔らかくなり、ルーを入れて実をほぐします。
お玉で押すだけでシチューになってしまう不思議な野菜。
半年も保存ができて、中身も新鮮に固いまま保たれているのに
何故か火の通りがよくて繊維が柔らかいんです。
かぼちゃを保存していて不思議なことがわかりました。
よく熟した収穫直後の実には種がしっかりあります。それもプリッぷりの種です。
これをよく洗って、乾燥させて翌年播く種に使います。
ところが、こんな半年保存すると、種が消えていくんです。
実を守るためには、種から水分を戻そうとするのかもしれません。
植物のたくましさを知りました。
できあがり。いい香りです。
色からしてカロテンはたっぷりの感じがします。
黒コショウを少し振って加え、
雪の無くなった畑の越冬パセリの少ししかない緑を拝借して。
作物のとれない冬の間の保存食になってくれています。
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