昨日はさすがに疲れました。

この田んぼは1500m2あります。 30メートル×50メートル。


耕耘機がすごく小さく見えます。

実は耕耘機をあえて使っているのにはわけがあります。


まずは経験。2年前、はじめて田んぼに水をいれて、土を田植えができる柔らかさにするとき、まったく要領がわかりませんでした。 面積はこの田んぼの3割ほどの所でまずは手でレーキを使ってこねました。


これが想像を超えた力仕事。いくら水の助けを借りても相手は土。重い、動かない、浅くしかレーキが動かせない。その結果、作った泥の層が薄いので水がすぐに干上がってしまう。


もう一度やり直し。延べ手作業で1週間かかりました。

5センチの深さで泥をこねるのがいかに大変か思い知らされましたが、同時に土を動かす感覚も得ることができました。


そして耕耘機へ。歩きながら土の状態を足で踏んで確かめながら作業できます。

どのくらい泥にしたら田植えで苗が植えれて、かつ水も溜まるのかを探りながら経験を重ねています。

ある程度感覚がつかめるまではこの機械を使っていきます。


肥料を人間が施さない自然栽培では、苗を植える前の準備の仕事が大事だと思っています。

どの程度のやわらかさなら土の中に酸素が十分入るのか。根を丈夫に育てるにはとても重要です。


でも泥層が少なすぎて水がすぐに抜けてしまうようでは稲が育ちません。

まずはいろいろ試行錯誤してみて、秋の実りが結果を出してくれると思っています。