山を歩いていると、クマに関わる様々なことに気が付きます。
それらのほとんどは、気にしていなければほとんど見過ごしてしまいます。
クマに関する書籍などは多少読んだりしますが、研究者や専門家ではないので、あくまで山歩きの中での経験則の話になります。間違っていることもあるかもしれません。
(以下写真は過去に別の山域で撮ったもの)
ブナの木に残る爪痕
クマの感覚は鋭い…はあやしい
今回は出合頭でした。クマと自分がお互いを認識したのはほぼ同時です。よく、クマは嗅覚や高音の聴覚に優れ、感覚器全般が人より敏感で、クマの方が先に気が付いていると言われます。
実は、2018年11月にも角落山(群馬県高崎市)の南の山域でクマに会いました。その時は距離にして約10m(ワケあって鈴は付けていなかった)。比較的近い距離にもかかわらず、クマは2~3秒の間こちらに気が付きませんでした。クマはスズタケにもたれかかり、じゃれ合っているように見えました。手をたたいて谷の方へ下りてもらいました。
それぞれの感覚器官は鋭いかもしれませんが、なにかに夢中になっていると周囲への意識が著しく低くなるようです。
今回会ったクマも、谷側から斜面を登ってきて、登ることに集中していたと思われます。また、下から尾根上の気配や音は捉えずらかったのではないかと思います。
実は、2018年11月にも角落山(群馬県高崎市)の南の山域でクマに会いました。その時は距離にして約10m(ワケあって鈴は付けていなかった)。比較的近い距離にもかかわらず、クマは2~3秒の間こちらに気が付きませんでした。クマはスズタケにもたれかかり、じゃれ合っているように見えました。手をたたいて谷の方へ下りてもらいました。
それぞれの感覚器官は鋭いかもしれませんが、なにかに夢中になっていると周囲への意識が著しく低くなるようです。
今回会ったクマも、谷側から斜面を登ってきて、登ることに集中していたと思われます。また、下から尾根上の気配や音は捉えずらかったのではないかと思います。
爪痕がわかりやすい
クマも歩きやすいところを選ぶ
登山道外の方が遭遇確率は高くなりますが、クマは確実に登山道も歩いています。登山道は人が通り踏み固められているところが多く、足跡が着きにくいだけのことです。クマに限らず鹿もカモシカもイノシシもみんな山の中の歩きやすいところを通っています。以前に沢沿いを遡行した際、何気なく歩きやすいところを選んで辿って行ったら、自分の選んだルートに重なるようにずっとクマの足跡が続いていました。動物も移動の際はラクなところを選びます。
朝夕に活発に活動すると言われていますが、日中だって動いています。人間だって朝型の人、夜型の人が居るように、クマだって個性やその時の気分があるはずです。
あと、クマのフンは尾根上に多いです。当たり前の話ですが、四趾が安定している場所で用を足しています。鹿のようにポロポロとどこでもするワケではないようです。
朝夕に活発に活動すると言われていますが、日中だって動いています。人間だって朝型の人、夜型の人が居るように、クマだって個性やその時の気分があるはずです。
あと、クマのフンは尾根上に多いです。当たり前の話ですが、四趾が安定している場所で用を足しています。鹿のようにポロポロとどこでもするワケではないようです。
クマはぎ
剥がし方もいろいろ
クマのキョトン顔
以前も今回も、クマが自分に気が付いたとき、一瞬ですがキョトンとした顔で動きが止まりました。たぶん突然のことで状況が掴めていないのだと思います。今回の場合は、その次の瞬間、一気にクマの表情が変わったので、こちらへ向かってくることがわかりました。
目の前で口を開けて迫ってくるクマの迫力はすごいので、なるべく経験しない方が良いです。自分も一度でたくさんです。
自分自身は経験ありませんが、威嚇突進と言われる行動があるようです。走って向かってきて直前でかわして逃げていく威嚇です。山のブログ仲間で、それを経験した方が一人います。彼は背が高いので、クマが直前でひるんだのだと思います。
目の前で口を開けて迫ってくるクマの迫力はすごいので、なるべく経験しない方が良いです。自分も一度でたくさんです。
自分自身は経験ありませんが、威嚇突進と言われる行動があるようです。走って向かってきて直前でかわして逃げていく威嚇です。山のブログ仲間で、それを経験した方が一人います。彼は背が高いので、クマが直前でひるんだのだと思います。
大きなクマのフン
鈴の盲点
鈴の音は存在を知らせる意味でとても有効と思われますが、周囲の環境によって効果が薄れる、もしくはまったくなくなります。例えば、今回のセミの大合唱。セミの種類にもよりますが、鈴の音とセミの鳴き声の音域が似通っている場合もあるかと思います。
その他、鈴の音を妨げるものとして、沢の音、滝の音、雨の音、風の音、特に風の音は要注意かと思います。関東近県では上信越国境や那須など、強風で根曲竹がたなびいでザザザーと波打つところは、音が消されるだけでなく、音の方向もわからなくなります。
今回のことでホイッスルをひとつ携帯しようかなと思いました。(遭難時にも役立つし…)
その他、鈴の音を妨げるものとして、沢の音、滝の音、雨の音、風の音、特に風の音は要注意かと思います。関東近県では上信越国境や那須など、強風で根曲竹がたなびいでザザザーと波打つところは、音が消されるだけでなく、音の方向もわからなくなります。
今回のことでホイッスルをひとつ携帯しようかなと思いました。(遭難時にも役立つし…)
落ち葉の中に残るクマの足跡
クマに会わないようにするには、人間側が気を付ける以外に方法がないです。
山の中でクマを見かけるのは、山歩きでのプレゼントですが、くれぐれも近すぎない距離で。
近すぎるとプレゼントではなく、今回のように自然からの天罰に変わります。
それだけクマと言う存在は、自然の中の触れてはいけない領域なのかもしれないです。
山の中でクマを見かけるのは、山歩きでのプレゼントですが、くれぐれも近すぎない距離で。
近すぎるとプレゼントではなく、今回のように自然からの天罰に変わります。
それだけクマと言う存在は、自然の中の触れてはいけない領域なのかもしれないです。
ひとつ言えることは、距離が遠かろうが近かろうが、絶対に後ろを見せて逃げてはいけないです。そして、どうにも手がなく対峙するときには、こちらの本気度を表情や体で伝えることも大事です。動物は相手の目を見ています。視線や表情で負けてはいけない。
この日、クリンソウを観た後、千手ヶ浜の千手堂にお参りし、無事だった報告をしてから戻りました。
千手堂は日光開山の祖、勝道上人が湖上に千手観音を見て建てられたお堂。
きっと、勝道上人も出流原から男体山登頂までの間に、何度もクマに会ったことでしょう…。
(おわり)






