小野寺健[著] みすず書房 2001年

E.M.フォースターの『ハワーズ・エンド』を読み、フォースターのことをもっと知りなくなり、図書館から借りました。

フォースターの一生を追いながら、作品をわかりやすく解説。

小野寺健氏の文章が、とても読みやすく、わかりやすく解説してあり、初心者でもわかる。とても良かった。

 メモ☞フォースターには、「私の信条」という有名なエッセイががあり、「私は絶対的信条というものを信じていない」

 

 

松岡光治[編] 英宝社 2003年

ジョージ・ギッシングの作品を読みたいと思っているのですが、どの作品が良いかわからず、まず、解説書から読みました。

とても役に立ち、面白かった。

 

これを読んで、ギッシングの作品で読みたいと思ったのは、

 

・『余計者の女たち』→医師であった父が亡くなり、遺産の800ポンドで生きていくアリス、ヴァージニア、モニカという三姉妹と、職業訓練学校を共同経営するメアリとローダの物語。

 

・『ネザー・ワールド』→父に捨てられ(人に預けられ)、下宿屋で下働きをするジェイン。下宿人や宝石加工業の職人シドニーたち。貧しい労働者の人間関係が描かれる。そこに数万ポンドの資産をもったジェインの祖父が現れる。

 

『余計者の女たち』は、女性の自立に対するファースターの考えが描かれていそうなので読みたいし、『ネザー・ワールド』は、エリザベス・ギャスケルの世界に似ている(貧しい労働者を描くという意味で)気がするので、読んでみたい。

 

昨日が、本の返却期限だったので、ぎりぎりまで図書館で読みました。

目次だけでもメモしておけば良かったな。また、借りればいいね。

特に、『ギッシングの世界』は、アマゾンの値段を見て、びっくり。買えません笑い泣き

 

昨日見た桜。桜の枝が建物を囲む額縁みたいに見えました。