学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話[文庫特別版] (角川文庫)/KADOKAWA/アスキー・メディアワークス

坪田信貴 著

高校2年のさやかは、聖徳太子のことを「せいとくたこ」と読み、「いいくにつくろう……平安京」と言っていたが、著者である塾の教師、坪田氏に、志望校を慶応にしないか?言われ「さやかが慶応なんて超うける」と言いながらも、猛勉強し、慶応大学総合政策学部に受かる。

最初は、この子の解答面白すぎる~と笑っていたが、慶応の英語の問題を見て、ゲッこんなに難しいんだと凹み、最後には、彼女の合格を心から喜んでいました。読んでいるうちに「やっぱり勉強って面白いよね」というアドレナリンが出てきます。

先日、保護者会に行ったところ、「うちの子は、部活ばかりで勉強しなくて・・・」と話す父兄ばかりの中、数人の女子のお母さんが「『ビリギャル』を見たら、勉強する気になったんです」と言っていた。

そして、担任の先生が「成績が良い子は、大きい付箋紙を持っていて、大事なポイントを書いて、ノートに貼っています」とおっしゃった。

その後「今日の保護者会の収穫は、付箋紙と『ビリギャル』でしたね」と言いながら、解散。
すぐに影響を受ける私は、帰りに大きい付箋紙と『ビリギャル」を買いました。

付箋紙は、自分の翻訳の授業の時、使ってみたところ、めちゃくちゃ便利。
ノートやテキストに書き込む場所がもうないけれど、先生の話したことを書き込みたい、という時に付箋紙に書いて貼ればOK。今までは、別の空いているページに書いて、そこを忘れてしまい、ここを訳すポイントはどこに書いたっけ?となっていたので。

そしてビリギャルは、読んでいて元気になりました。
けど、勉強ってアドレナリンをバリバリだして、やるのも有りだと思いますが、淡々とやっていく方が好き……と、慶応の英語の問題がわからなかったおばさんは負け惜しみで思います。
もっとも、若い受験生は、こうやって勢いでやる方がいいのかも。体力あるしね。