こんにちは、手芸家・ニットクリエイターの阿部裕子です。
「日日是好日(にちにちこれこうじつ)」という映画を観てきました。
樹木希林さんが出演されているので、絶対に観たいと思っていたのです。
ネタバレになるので詳しい事は書きませんが、茶道教室での日々をつづったエッセイが映画化されたものです。
ドキドキしたりワクワクしたり、大きな事件が起きるわけではないけれど、
スクリーンの中で淡々と時代が過ぎ、流れるように季節が過ぎ、観た後に心が綺麗になる…そんな映画でした。
物語の中で私の人生での出来事とリンクするような事もあり、自分でも信じられないぐらい大粒の涙がポロポロと流れたのです。
そういう意味でも、心の中がスッキリとしたのかもしれません。
普段、ボロボロと泣く事なんて無いですからね。
こういう映画を観ると、手芸の世界との共通点を探してしまうのですが、
お茶と手芸で言えば、例え数ヶ月・数年編み針に触れなくても、体が手が覚えているということでしょうか。
それは同じだなぁと思ったりしながら観ていました。
どんな日も良い(好い)日。
雨の日も
雪の日も
悪い日なんてない。
雨の日は雨の音に耳を澄ませ、
寒い日は寒さを感じる。
そんな毎日の素晴らしさを気づかせてくれる映画でした。
私の中で何度も観たい映画のひとつになりましたよ。
樹木希林さんはスクリーンの中で生き生きと演じられてました。
演じてる…という感じとはちょっと異なるかな。
もうその人そのままという感じでした(そのお茶の先生は知りませんが、たぶんこういう方なんだろうなと)
樹木希林さんは映画の中でずっと生き続けていくのですね。
最後に今手掛けているものをちょっとだけ。
直径3センチほどのクリスマスツリーを刺繍しています。
小さくてカワイイの。
抜きキャンバスを使っているので、刺した後は白い部分を抜いてしまいます。
これが何になるのかは、ごめんなさいナイショなんです。
こちらもコンテスト用の作品になりますよ。
もう1点作る予定なので、またお見せしますね。