盲目蝶【裏】。 | ゚・*。.・†MARSの隠れ家†・.。*・゚

何処へ舞っていても
微かな光が見えた先でも
行きたい場所には辿り着けない


貴方の想いが嬉しすぎて酷く怖い

幻想の愛でも
偽りの優しさでも
やっぱり貴方の想いが嬉しすぎて
それでも構わないとさえ思ってしまう


貴方が「もっと見せてよ」と呟く声が
私の全てに言霊となって泌み込む


貴方の瞳が映し出すものが「罪と罰」ならば
その辛さを私の羽根に乗せてちょうだい
今度は私がその辛さを乗せて羽ばたくから

羽ばたきたくないのに
羽ばたかなきゃいけないの…

声にならない私の言葉も谺する

私の羽根を奪って…
もう少し傍にいさせて…

それでも羽ばたかなきゃいけないの
貴方も、私も


だからお願い
貴方は現実で羽ばたいて


そしてたまに私の羽根の中で
また夢をみて


夢から覚めた貴方が
道に迷わないように
本当はちゃんと傍にいるから…

by M



『盲目蝶』を読んで浮かんできました。と
素敵な詩のメールをいただきました。

『盲目蝶』が男性視点としたら、これは女性視点の【裏】。

嬉しかったです。
ありがとう。