飛べぬなら、見えぬなら。 | ゚・*。.・†MARSの隠れ家†・.。*・゚

実は、3週間程前から秘かに蝶と暮らしていました。
実家の門近くに植えてあるすずらんに息を潜めて静かに留まっていた蝶。

まったく逃げる気配もなく…
前足で手探りしながら進む。
羽ばたけど飛べぬ。
花の蜜を吸うにも花芯にありつけず。
つまりは目が見えてないよう。


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普段なら気付かない足元。

呼ばれた気がして目線を落とした時から恋に落ちました。


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風が強くなり雨が降り始め、飛べぬ蝶は動けずに。

一緒に君の最期の日まで暮らそうか。。。
と部屋に連れてきました。

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お腹がすいても上手く吸えず、花から落ちてばかりの君。

僕は、動けない君は敵の的になるだけと
僕の思いで連れて来てしまったけど、君は部屋で暮らす事を望んでいたかは解らない。

盲目でも、舞えなくても、空の下で生きたかったかもしれない。

そんな君は僕の留守の間に息を引き取っていた。

これで良かったのだろうか、と自問自答。



君のお墓をつくるよ。。。

どうぞ、来世は幸せでありますように。




さて、明けて日曜日。
忙しい1日を過ごす人も
ゆっくりな時間を過ごす人も
笑顔、涙ある幸せな日であれ。

今日もきてくれてありがとう。