新潟駅に着くと、改札出たあたりから200人レベルの若い女性の長蛇の列が目に入る。「いったい何だろう?」と列の先頭まで歩くと、そこはなんと女子トイレ。「駅のトイレになぜそこまで??」と怪訝な感じで駅前に出たら、バス乗り場もタクシー乗り場もとんでもないことになってる。。。

 

 

これはどう考えても、大きなフェスかコンサートだろうなと聞くと「なにわ男子」のコンサート(2日間4公演)だそう。新潟でもこんなに集客できるほどの全国区だったのか?とびっくり(というか無知だった)

 

ちなみに翌日の夕方・夜の東京行き新幹線の指定席が満車続きで、これもコンサートの影響だそう。ファンの子たちのエネルギーって凄いな。

 

「なにわ男子」のコンサートは「朱鷺メッセ」で開催。自分が向かうのはその川向かい。なので、(大渋滞の中に突っ込んでいくことになり)タクシーに乗った瞬間にめちゃ嫌な顔をされた。

 

 

「ピアBandai」は、2007年に「新潟市中央卸売市場」へ移転した新潟魚市場跡地を活用して民設民営で開設された、水産系観光施設。万代にぎわい創造株式会社の運営になる。

 

 

新潟市内最大級の鮮魚専門店と銘打った「万代島鮮魚センター」を核とする物販と、多数の飲食店などから構成される。

 

せっかくなので「万代島鮮魚センター」の運営母体も調べてみると、明治37年に創業した鮮魚問屋から発展してきた会社(新潟中央水産市場株式会社)事業内容を見ると飲食店や鮮魚センターの経営はじめ、かなり手広く展開をしている。

 

 

一方、隣地には「新潟県水産会館」の建物があり、二つの飲食店が営業中。

 

 

こちらは「ピアBandai」内ではないものの、ほぼ一体的にお客さんも行き来している。

 

 

その裏には船着き場があり、建物1階は水揚げ施設(市場)になっている。

 

 

食事の前に、「ピアBandai」施設内をぐるり。まずは「万代島鮮魚センター」から。マルの魚がいっぱい並んでる。

 

 

中でもひときわ目を引くのが「鮭」の切り身の種類と量。新潟のご当地色が強く出ていていいな。

 

 

そしてお弁当が異様に安い!!どれも具が盛りだくさんで、500円前後からある。鮭弁当買いたかったなあ。。。

 

 

「ピアBandai」内の飲食店で一番人気だったのは、この「港食堂」。先ほど紹介した新潟中央水産市場株式会社の直営店。受付の名簿をのぞいてみると、12時15分時点で13組30名ほどと、けっこうな待ち客がいた。

 

 

しかし自分は、新潟県水産会館にある飲食店の方で。

 

ただこの二つの飲食店、違いがよく分からない。後でお店の人と話したら、「運営が違う」ようなことを言う人もいたのだけど、漁協のホームページを見ると同じようにバナーがあり、店舗掲示物のフォントもロゴ同じだし、どちらも母体が新潟漁港であるのは間違いないはず。

 

 

こちらのページを見ると、漁協としては1階の「地魚工房」を推しているように見えるのだけど

 

 

2階に上がってみると、店舗の目の前から市場が望めたり

 

 

市場の仕事の流れの図解があったりする。なので、こちらの方がより「漁協食堂」のカラーが強いのかな?と今回は2階の「瓢」を選択することに。

 

 

一階のお店はカフェっぽいお洒落な造りになっていたが、こちらは机も椅子も料理を渡すカウンターも「いかにも社員食堂」といったテイスト。

 

 

こういった日常食的な看板もあったし、1階は外部向け、2階は関係者向けを意識してスタートして、でも2階も観光客向けに積極的に開放するようになったという感じなのかな?あくまで憶測だけど。

 

 

上の写真のように、新潟の漁業について大きく明示している掲示物があるのも好感。

 

来客はひっきりなしにあり、常時満席近く。ただキャパが90席と広いため、チケット販売の順番待ちが少しある程度。

 

 

中央市場で食事をしてからまだあまり時間がたってないので、今回は一品ものに絞って。まずは「限定メニュー」の貼り紙があった岩牡蠣(産地がどこかをメモし忘れた)。身はちょっと小さめ。

 

 

そして店内外のいたるところで、地元特産としてアピールされていた「南蛮海老」。

 

南蛮海老というとレアな海老に感じるけれど、全国的には「甘エビ」として知られている海老 (正式名称はホッコクアカエビ)、新潟近海で取れたものを南蛮海老というそう。14本で1,700円。この二品をお酒とともに。

 

 

窓側からは、港湾の先に31階建ての「万代島ビル」(1階が朱鷺メッセ)が望める。その手前の低層建物の周りに人だかりがあり、建物を出るとこちら側まで歌声や歓声が聞こえてきて、「なにをしてるかな?」と顔を出してみることに。

 

 

すると「アイメシ」という"アイドル×ご当地グルメの祭典"が開催されていた。館内でコンサート、屋外で特典会の組み合わせ。

 

 

ちなみにこの広場を歩いている時、新潟の大御所アイドル?のおぎゆかさん(このイベントのMC役)が目の前を通り過ぎました。

 

 

せっかくここまで来たならと「万代島ビル」にも立ち寄り、「ばかうけ展望室」の掲示物を見つけ登ってみることに。調べると「ばかうけ」を販売する株式会社栗山米菓が、この展望室に対する命名権を取得し2009年12月1日に開設したとのこと。

 

そういえばもうかなり昔、地元の子に古町のビル(NEXT21)の展望ラウンジに連れて行ってもらったことがあったなあ。まだ万代島ビルが無かったころで、新潟では一番高い展望室だった(はず)だけど、こちらはさらに20メートル以上高い場所にある。

 

 

上がってみて驚いたのが、この広々感!!(というか、だだっ広さ。。)。ここまでスペースに余裕がある展望台は、なかなか無いんじゃないかな?

 

 

フロアの一角には、栗山米菓の商品を扱う売店やカフェなども設置。

 

 

一棟だけ圧倒的に高い存在なので、きれいに遠くまで見渡せる。上写真の手前側が、先ほどまでいた新潟漁港やピアBandaiの施設。

 

 

こちらは日本海側。そしてぐるりと一周して

 

 

次の目的地「燕」の街へ。

 

 

お目当てはこちら、燕三条系背脂ラーメンの代表格「杭州飯店」。5年ぶりくらいかな?

 

15時45分という中途半端な時間に着いたものの先客が6名いた。入店まで25分待ちと変わらずの人気。

 

 

かなりこってりしてそうなビジュアルだけど、そこまでくどくはない。でも超太麺をガシガシかきこむ感じで、食べごたえは十分。朝から魚&魚だったので、締めのラーメンで少し脂分を補充!?