高崎市総合卸売市場で2軒はしごしたあとは、お隣の前橋市の卸売市場に向かう。バスで高崎駅に出てJR両毛線で前橋駅へ

 

 

そして上毛電気鉄道の「中央前橋駅」へ歩く。

 

 

上毛電気鉄道では夏の期間、いろいろな「デコトレイン」を運行していて

 

 

この日は「お祭り電車」と「風鈴電車」に乗車。

 

 

市場の最寄り駅は「上泉」。当然タクシーなどはなく、ここでも歩く。およそ15分弱。

 

 

この日入ったのは北口から。(人がいない)守衛所こそあるものの、門らしきものはなく市場に入っていくという感じは薄く

 

 

中も、工業地帯というか倉庫街というか、市場っぽくない風景が多い。

 

 

「市場食堂」は北門から入ると、上の「前橋魚市場」の大きなポール看板を超えて左へ曲がり、突き当りを少し右へ行った「青果市場」の裏手側。

 

 

場内には誘導看板はなく、ホームページにも構内図はないけれど、この大きな「市場食堂」の看板があるのですぐに分かります。

 

 

店内はけっこう広め。この日はもう閉店近い時間だったので空いていたけれど、それでも先客が5組8名。

 

 

メニュー提供はセルフスタイルが基本で、丼やラーメン、蕎麦・うどんなどのメニューには「混雑時は承りません」との貼り紙がある。

 

 

遅い時間ながら、思ったより一品類は残っていたが、種類が一番揃ってるのは「11時くらいじゃないか」とのこと。

 

 

インパクトがあったのはこのお刺身の値段。どれも350円ということで驚いて「これみなすべて350円?」と念を押したほど。

 

 

なので欲張って、ヒラメの昆布締めと鯨と二つ取って、ちょっとした小鉢を色々。一番左の焼き物は、マグロの西京焼き。

 

お酒でも飲もうということで選んだ構成だけど、残念ながらこの店で酒類の提供はなし。さすがにおかずばかりでもと、ご飯も小盛りで追加。味噌汁とセットで100円で、ご飯だけだとわずか50円。結果トータルで1,520円でした。この値段でもけっこうプチ贅沢感がある。

 

ヒラメの昆布締め350円ってとても考えられないのだけど、鯨ともども味はちゃんとしてた。鯨の身が先日食べた「ツチクジラ」に似ているけどなんだろ?まさか群馬にツチクジラこないだろうな?と聞いてみると、ニタリクジラだった。

 

お酒が無いのは物足りないけど、それはお客さんが多く早く回転させないといけないからであり、そこは逆にいいことだと言える。あとはお店に入ったときに、魚の生臭いにおいがかなり立つことだけが気になるところかな。。

 

 

「市場食堂」を出て向かったのは、みどり市(最寄り駅は岩宿駅)にある「岩宿遺跡」

 

 

そして出土品などが展示されている「みどり市岩宿博物館」

 

 

小学生のときに、黒曜石の石刃(尖頭器)の美しさに魅せられて、ごくわずかな期間だけ「将来考古学者になる!」と言っていたことがある。その理由になった場所に、今さらながらの初訪問。

 

 

当博物館の目玉であり、教科書でもおなじみ「槍先形尖頭器」。想像していたよりずっと透明感がある美しいものでした。

 

 

そしてこの日の締めは「桐生八木節まつり」。ここもコロナ禍によって4年ぶりの全面開催とのこと。

 

 

正直、八木節の知識は殆どなく、「ちょいと出ました三角野郎が~ 四角四面の櫓の上で~」の歌詞やリズムを少し知っているだけだったのだけど、その歴史に「樽叩きの威勢のよさが受けて大流行した」とあるように、本当にノリがいい。踊っている人も楽しそうだし、ふらっと参加できるシンプルさもある。

 


そして・・・いったい何番まで何種類あるんだろうという歌詞の多さ。謡い手によってのアレンジもあるのかずっと聞いていても、全部歌詞が違うような気がした。

 

 

「ちょいと出ました三角野郎が~」のフレーズは、冒頭に一回聞いた以降、いつになっても出てこなく。。。。「もう一回聞いてから帰ろう」と粘ったものの、結局聞けず終いで諦めて会場を後にしました。